飛行機搭乗の際は要注意!モバイルバッテリーの機内持ち込みは?
いまやスマホだけで飛行機や新幹線などの予約からチェックインまで出来てしまう時代。旅先でも地図を見たり、気になるショップやカフェを探したりするのにもスマホが欠かせませんね。
旅行の際に気になるのがスマホのバッテリー残量。いつも以上にスマホに頼るシーンが増えるため、常に「あとどれくらいバッテリーが残っているのか」を気にしないといけません。そんな悩みを解決するのが、いつでもどこでもスマホを充電できる「モバイルバッテリー」です。最近では、手持ちの扇風機やトイカメラなども充電することができるものがあり、モバイルバッテリーは旅の必需品となっています。
そんな便利なモバイルバッテリーですが、実は飛行機に乗るときには色々と注意しなければならないことがあります。今回は、「飛行機とモバイルバッテリー」について解説します。
【目次】
その1.モバイルバッテリーは持ち込み? 預け入れ?
その2.モバイルバッテリーの機内持ち込みに制限はある?
その3.モバイルバッテリーを機内に持ち込む際の注意点
その4.使用スタイル別のモバイルバッテリーの選び方
その5.MOTTERUモバイルバッテリーのオススメモデル
その6.まとめ「これだけ覚えておけばOKな2つのポイント」
その1.モバイルバッテリーは持ち込み? 預け入れ?
実はモバイルバッテリーは荷物として預けることができず、必ず手荷物として機内に持ち込まなければなりません。これはモバイルバッテリーに使われているリチウムイオンバッテリーが、強い衝撃などにより発熱・発火してしまう恐れがあるため、航空法では危険物として扱われているからです。
スーツケースなどに入れていた場合は、荷物検査の際に取り出すように指示されてしまいますので、あらかじめ機内持ち込み用のバッグなどに入れるようにしましょう。
その2.モバイルバッテリーの機内持ち込みに制限はある?
続いて、手荷物としてモバイルバッテリーを持ち込む際に気になる、個数や容量の制限について解説しましょう。このあたりは航空会社によって多少ルールが異なりますので、気になる場合は搭乗する航空会社のホームページをチェックしましょう。
一般的には、国内線は、「①バッテリー容量が100Wh以下であれば個数の制限なく機内持ち込み可能」「②バッテリー容量が100Wh以上、160Wh以下の場合は最大2個まで持ち込み可能」「③バッテリー容量が160Wh以上のものは機内持ち込み不可」となっています。100Wh=約27,028mAhですので、それ以下の容量ならば個数を気にすることなく機内に持ち込めますね。飛行機をよく利用する方は、27,000mAh以下の容量のモバイルバッテリーを選ぶようにするとよいでしょう。
国土交通省のモバイルバッテリーの機内持ち込みに関する情報
(https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr2_000007.html)
成田空港のモバイルバッテリーの機内持ち込みに関する情報
(https://www.narita-airport.jp/jp/news/notice_liionbattery)
その3.モバイルバッテリーを機内に持ち込む際の注意点
また、モバイルバッテリーを飛行機の機内に持ち込む際は、その2で解説したバッテリー容量や個数に関する制限のほかに、「短絡防止措置(ショート防止)」にも気をつけましょう。これは、モバイルバッテリーが誤って動作して壊れたりショートしてしまったりすることを防ぐための措置が求められるというもので、具体的にはモバイルバッテリーの電源をオフにした上で(オン/オフできる機種の場合)、個別にケースやポーチに収納する、もしくは衣服などでほかの物に触れないように包むといったことが求められます。
モバイルバッテリーをポーチなどに入れずに、そのまま持ち運んでいると、思わぬところで衝撃や荷重がかかってしまい事故につながる可能性があります。別途、持ち運び用のケースなどを用意してもよいですが、初めから専用のポーチが付属している製品を選ぶのも手ですね。
その4.使用スタイル別のモバイルバッテリーの選び方
ここまでモバイルバッテリーを飛行機の機内に持ち込む際の注意事項を説明してきましたが、ここからは使用スタイル別にオススメなモバイルバッテリーの選び方を解説します。
まず、モバイルバッテリーを選ぶ際にもっとも重要なのは「バッテリー容量」、次いで「最大出力」、さらに「サイズや形状」「重量」「USBポート数と対応端子」などをチェックします。バッテリー容量は「スマートフォンを何回充電できるか」、最大出力は「スマートフォンを充電するときの充電速度」に関係します。
バッテリー容量は多いに越したことはありませんが、容量が増えると必然的にサイズや重量も大きくなっていきますので、大事なのは自分の使用方法とバッテリー容量のバランスを考えること。
例えば、1日1回程度の充電でよければ5,000mAh程度のバッテリー容量で十分ですが、スマホ2台持ちや家族や友人のスマホも一緒に充電したいなら10,000mAh~20,000mAhのものがよいでしょう。また、旅行日数に応じて選ぶ場合、日帰り~1泊なら5,000mAh~10,000mAh、2泊以上なら10,000mAh~20,000mAhのものがオススメ。
↑2台同時に充電ができるものを選ぶのもポイント
また、宿泊先でスマホもモバイルバッテリーも充電できるので、移動中はなるべくコンパクトに持ち歩きたい、という場合は5,000mAh以下のものでサイズや重量を優先して選びましょう。
↑5,000mAhサイズのモバイルバッテリーはコンパクトで持ち運びもラクに
その5.MOTTERUモバイルバッテリーのオススメモデル
●日帰りや1泊2日の国内旅行にオススメ「MOT-MB5001」
日帰りや1泊2日の短い旅行なら、荷物もなるべくコンパクトにまとめたいところ。ハンドバッグや小さなカバンに入れておけるコンパクトさ重視のモバイルバッテリーがオススメです。
MOTTERU
5,000mAh モバイルバッテリー(MOT-MB5001)
実売価格3,280円
(2023年7月下旬~8月発売予定)
丸みを帯びた長方形のボディで、重さは約98gと国内最小最軽量クラスの超コンパクトなモバイルバッテリー。容量5,000mAhで、スマホを約1回フル充電できます。PD20Wの入出力に対応しており、急速充電対応機種ならスピーディに充電可能。iPhone 14なら約30分で0%→50%まで充電できます。また、PD20W以上のAC充電器を使えばモバイルバッテリーを約1時間30分でフル充電可能。機内持ち込みにも便利な専用ポーチと本体充電用のUSBケーブル1本が付属します。カラーは全6色(写真のカラーはペールアイリス)。
↑5,000mAhのモバイルバッテリーは小さめのポーチにも収まるサイズ。機内持ち込みOK
●友だちや家族とシェアするなら「MOT-MB10001」
旅行先で家族や友だちと充電をシェアしたり、スマホ2台持ちなど複数機器を充電したい方には、USBポートを2つ備えたモデルがオススメ。バッテリー容量は10,000mAh程度あればスマホ2台分まるまるフル充電できちゃいます。
MOTTERU
10,000mAh モバイルバッテリー(MOT-MB10001)
実売価格3,990円
重さわずか約174gで、同容量のモバイルバッテリーでは国内最小・最軽量となるコンパクトモデル。USB-AとUSB -Cの2ポートを備え、2台同時充電も可能。スマホなら約2~3.5回のフル充電が可能な10,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。デバイスに合わせて最適な給電を可能にする「かしこく充電」対応。機内持ち込みにも便利な専用ポーチと本体充電用のUSBケーブル1本が付属。カラーは全7色(写真のカラーはシェルピンク)。
(Amazon)
www.amazon.co.jp/dp/B08H2DDTPR
(楽天)
https://item.rakuten.co.jp/motteru/mot-mb10001/
↑機内持ち込みOK。数人でシェアすることも可能な10,000mAhサイズ
●2泊以上の旅行や出張なら「MOT-MB20001」
2泊以上の旅行や、アウトドアや登山など道中で充電用コンセントが確保できないレジャー用には大容量モデルがオススメ。PD60W対応モデルならPD対応のノートパソコンの充電も可能です。飛行機の機内に持ち込むことを考えれば20,000mAh程度のバッテリー容量のものがよいでしょう。
MOTTERU
20,000mAh モバイルバッテリー(MOT-MB20001)
実売価格7,990円
PD60W対応で、スマホからPD対応のノートパソコンまですばやく充電可能。20,000mAhの大容量バッテリーにより、一般的なスマホなら約4回フル充電できます。USB-AとUSB-Cの2ポートを備え、2台同時充電にも対応。本体の充電もPD対応なので、PD対応のAC充電器なら約3時間で充電できます。デバイスに合わせて最適な給電を可能にする「かしこく充電」対応。機内持ち込みにも便利な専用ポーチと充電用ケーブル2本付属。カラーは全2色(写真のカラーはラテグレージュ)。
(Amazon)
www.amazon.co.jp/dp/B09FDFRMMV
(楽天)
https://item.rakuten.co.jp/motteru/mot-mb20001_02/
↑機内持ち込みOK。PC、タブレットなど複数人でも使用可能。2泊以上の旅にはオススメ
その6.まとめ「これだけ覚えておけばOKな2つのポイント」
以上のように、モバイルバッテリーを飛行機の機内に持ち込む際の注意点について解説してきましたが、覚えておきたいのはこの2点。
・モバイルバッテリーは荷物預け入れができないので、必ず機内持ち込みすること
・機内に持ち込めるバッテリーは容量によって制限がある。20,000mAh以内なら制限を気にせず持ち込める
ただし、航空会社によっては細かいルールを設けている場合もあります。特に国際線の場合、国や航空会社によっては日本よりも厳しい条件を提示している場合もあるので、気になる場合は必ず搭乗前に航空会社のホームページなどでチェックしておきましょう。
【国内線】
≪~100Wh:制限なく持ち込む可/100Wh~160Wh:最大2個まで持ち込み可/預け入れ不可≫
日本航空(JAL)https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/baggage/limit/
全日本空輸(ANA)https://ana-support.my.site.com/jajp/s/article/answers6174ja
ソラシドエア https://www.solaseedair.jp/service/baggage/pdf/lithium-batteries.pdf
AIRDO https://www.airdo.jp/departure/baggage/caution-restriction/
スターフライヤー https://www.starflyer.jp/checkin/caution-restriction02.html
ピーチ・アビエーション https://www.flypeach.com/lm/ai/airports/baggage/limited_bag
天草エアライン https://www.amx.co.jp/web_rsv/bags.php
IBEXエアラインズ https://www.ibexair.co.jp/flight/checkin/baggage.html
≪~160Wh:2個まで持ち込可≫
スカイマーク https://www.skymark.co.jp/ja/baggage/carefulbaggage.html
【国際線】※預け入れはすべて不可
アメリカン航空 https://www.americanairlines.jp/i18n/travel-info/baggage/restricted-items.jsp
~100Wh:最大4個/100Wh~160Wh:最大2個/160Wh~300Wh:特別支援サポートに問い合わせる必要あり
ユナイテッド航空 https://www.united.com/ual/ja/jp/fly/travel/baggage/dangerous.html
100Wh超~160Wh以下:最大2個まで/160Wh超:機内込み不可(リチウムイオン電池内蔵の電動車いすは要確認)
デルタ航空
https://ja.delta.com/us/ja/baggage/prohibited-or-restricted-items/battery-or-fuel-powered
100Wh~160Wh以下:最大2個まで/160Wh超:機内込み不可(リチウムイオン電池内蔵の電動車いすは要確認)
ブリティッシュ・エアウェイズ https://www.britishairways.com/ja-jp/information/baggage-essentials/liquids-and-restrictions
100Wh~160Wh以下:最大2個まで。航空会社の許可が必要/160Wh~:機内持ち込み不可(リチウム電池を含むセキュリティデバイスは要確認)
エールフランス航空 https://wwws.airfrance.fr/information/bagages/produits-interdits-et-reglementes#3
100Wh以下:最大20個まで/100Wh~160Wh以下:最大2個まで/160Wh~:機内持ち込み不可(リチウム電池を含むセキュリティデバイスは要確認)
大韓航空 https://www.koreanair.com/jp/ja/airport/baggage/restricted-items/carry-on
~160Wh以下:持ち込み可
中国国際航空 https://www.airchina.jp/JP/JP/info/dangerous-goods/lithium-batteries.html
100Wh~160Wh:持ち込み可
中国東方航空 https://jp.ceair.com/newCMS/jp/ja/content/ja_Footer/AboutMoreInfomation/201903/t20190319_3961.html
100Wh以下:最大20個まで/100Wh~160Wh:最大2個まで/160Wh~:持ち込み不可(リチウムイオン電池内蔵の電動車いすは要確認)
チャイナエアライン https://www.china-airlines.com/jp/jp/fly/prepare-for-the-fly/baggage/dangerous-goods-information
100Wh以下:最大20個まで/100Wh~160Wh:最大2個まで。160Wh~:持ち込み不可(リチウムイオン電池内蔵の電動車いすは要確認)
ZIPAIR Tokyo https://www.zipair.net/ja/service/baggage/rule
~100Wh:制限なく持ち込み可 100Wk~160Wh:最大2個まで
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