急速充電ができるUSB PD(パワーデリバリー)とは?
「PD」や「パワーデリバリー」というワードは聞いたことはあるんだけどいまいちよくわからない、急速充電対応のスマートフォンなのにUSB PDに対応していない充電器を使っていてる方も多いのではないでしょうか。
今回は、知らないと損をしてしまう!?スマートフォンが素早く充電ができる「USB PD(パワーデリバリー)」規格についてご紹介していきます。
とにかく早く充電がしたい方はぜひ最後まで読んでください。読み終えた頃にはUSB PDの速度を味合わずにはいられなくなるでしょう。
目次
【USB PD(パワーデリバリー)って何?】
USB PDは「USB Power Delivery(パワー デリバリー)」の略で、簡単に説明すると従来の充電規格よりも早く、最大240Wまでの受給電が可能な急速充電規格です。
つまりUSB PD対応の充電器を、充電したいデバイスへ接続するだけでスピーディーに充電ができるということです。
従来のUSB規格であるUSB Type-A規格でいうと5~10W程度の電力しか扱えませんでした。しかし、新規格のUSB PDは電圧を接続デバイスに合わせて最大20Vまで高めることが可能となりました。
最大5Aの電流に対応可能なため、最大240Wの電力供給ができるんです。そうなると従来よりおよそ20~40倍ものパワフル充電が可能ということになります。
なので、スマートフォンなどの小型デジタルデバイスだけでなく消費電力の大きいノートパソコンなどの大型デジタルデバイスにも電力供給が可能なのです。
〇メリット
・パワフルな電力供給
冒頭でもご紹介した通り、USB PDは最大240Wまでの電力供給が可能です。
スマートフォンの充電時間を短縮するだけでなく、ノートPCなどの大型デジタルデバイスにも充電ができるようになりました。
・AC充電器、ケーブルの統一
USB PDは対応できる電圧出力幅も広いため、さまざまなデバイスのAC充電器を1つに統一することができます。
また、最近ではiPhone15シリーズにもUSB Type-Cが採用されましたが、今はあらゆる電子機器に対応しているUSB Type-C。出力ポートがUSB Type-CというのもUSB PDの特徴です。接続したいデバイスごとに用意していたケーブルもUSB Type-Cケーブル1つ用意しておけばケーブル、AC充電器だらけの生活ともおさらばです。
〇デメリット
・劣化の進みが早まる場合がある
USB PDの電力供給はハイパワーなため使用する電力が大きく、熱を持ちやすいためバッテリーへ負荷がかかってしまいます。
そのため、充電しながらはスマホは使わないなどの正しい使い方や信頼性のあるAC充電器やケーブルを使用するといった注意が必要になるでしょう。
【急速(高速)充電と低速充電の違いは?】
「急速充電」と「低速充電」の違いは、名前の通り早いか、遅いかの違いでしょと思われがちですが意外とそれだけではないのです。
急速充電は、例えばスマートフォンの充電を就寝前に忘れてしまい、朝起きて充電する時間がない!なんて時に役立つでしょう。
充電しながらスマートフォンを利用したくない方やスマートフォンのバッテリーの減りが早い方も急速充電は必須アイテムとなっているでしょう。
例えば、当社の急速充電器(Power Delivery65W対応 USB-C×1ポート、USB-A×1ポート 合計最大63W AC充電器 かしこく充電 2年保証(MOT-ACPD65WU1))を使用してiPhone14を充電0%から30分間充電すると約50%も充電されるのです。
ちなみに50分間充電すると約80%の充電が完了するので、忙しい時間の充電にピッタリと言えるでしょう。
ただ、急速充電はデバイスへと流す電力も大きい為発熱しやすいというデメリットもあります。大手のメーカーではそういった観点から、顧客に安心して急速充電を楽しんでもらうために各種保護機能や安全制御チップ等を搭載しているところも多くなってきました。
急速充電だとパワーがすごいから電気代もかかるのでは?と疑問に思われるかもしれません。
スマートフォンの機種によって多少の前後はありますが、従来のAC充電器でスマートフォンを充電すると電気代は1回あたり約1円弱だそうです。
急速充電だと使用する電気容量が多くなるのですが、電気代として比較をした時にどちらがお得なのかというと、答えは「ほとんど変わらない」そうです。
急速充電は使用する電気容量が多い分、充電する時間は短縮されるのでほぼ大差がないということですね。
低速充電はというと、充電が「遅い」のではなくバッテリーの劣化をゆるやかにし、バッテリーの状態保護を強くするためにより低い電力で時間をかけてゆっくり充電する機能です。
デバイスの充電中のバッテリー温度が上昇しにくくなるので、どうしても「ながらスマホ」をしなければならない方は低速充電を使用することを推奨します。
時間の有効活用、デバイスのバッテリーの長持ちとどちらも大切にしていきたいところです。
互いのメリットとデメリットをしっかり理解して、使い分けをしていくことが良いでしょう。
【急速充電ができる組み合わせは?PD対応かどうかをチェック!】
そんなに早く充電できるなら今すぐにでも使いたい!どうすれば急速充電が可能になるのか、ご紹介していきます。
①端末
まず最初にご自身の充電したいデバイスが急速充電が対応かどうかを確認をしましょう。
例えばスマートフォンであれば最近の機種はほぼ急速充電対応といえるでしょう。不安な方は、各社の公式サイトに掲載があるので確認してみましょう。
最近はノートPCでもUSB PDでの急速充電が対応した製品が増えておりますが、ノートPCの充電に必要なワット数は製品によって異なります。
いくらUSB PD対応であってもワット数が足りなければ充電時間がかなりかかってしまう可能性もあるので必ず公式サイトや説明書などで確認をしましょう。
②AC充電器
次に、AC充電器の確認をしましょう。
AC充電器の確認方法は、本体やにパッケージに「PD」の表記があれば対応しています。
現在発売している製品は18W、20W、30W、60Wとさまざまな種類があります。
ただ、出力が小さすぎる場合は急速充電は行えません。例えば、出力60Wが必要なデバイスに最大20WのAC充電器を接続しても、最大20Wでの出力で充電されます。もしくは、デバイスが求めている電力に対して、USB PD対応のAC充電器の出力数があまりにも小さすぎる場合は充電が拒否されるという場合もあります。
USB PDを使用する際は、デバイスのワット数を確認してから、AC充電器の出力数を確認して購入するのがよいでしょう。
大は小を兼ねると言いますがただ、ここで気を付けて頂きたいのが出力数が大きくなると発熱する量も大きくなるので安全な使用方法が求められてきます。
そして、出力ポートが「USB Type-C」であることが絶対条件になってきます。AC充電器に「PD」と記載があっても、USB Type-Aの出力ポートからではUSB PDのパフォーマンスを堪能することはできませんので、出力ポートが2種類ある際は接続するポートを間違いないように注意してください。
また、2ポート以上の複数出力ポートがある場合のAC充電器の注意点として、最大の出力数は合計して記載されていることが多い為、製品の説明文の出力ポートの内訳を確認することを推奨します。
③ケーブル
最後に一番重要な組み合わせアイテム、ケーブルです。
ケーブルもUSB PD対応のケーブルを用意してください。AC充電器での説明でもあったようにケーブル端子がUSB Type-Aだと急速充電は行えません。
理由としてはUSB PDは、機器の情報を通信する「CCライン」を用いて、必要な電流や電圧の情報を交換しながら充電を行います。なのでUSB Type-Aの出力ポート、反対側がUSB Type-CとなっているケーブルはCCラインを持たないため、急速充電が行えないということです。
購入、使用する際はまず、ケーブルの両側の端子がUSB Type-C、いわゆる「CtoCケーブル」であることを確認するようにしましょう。
ただ、ここでも難しいのがすべてのすべてのCtoCケーブルがUSB PDに対応しているわけではないということです。
USB PD対応のケーブルには3A対応と5A対応とがあります。60W以上の出力でデバイスを充電したい場合は5Aのケーブルを使用するのが良いでしょうが、スマートフォンへの急速充電であれば3Aでも十分に素早い充電速度が味わえるでしょう。
デバイス、AC充電器、ケーブルこの3つがUSB PDに対応していてやっと急速充電が可能になります。
USB PD対応のものを購入したのにあんまり充電のスピードが速くないなぁと感じるのであれば、それはもしかしたらどれかが非対応だったり、出力数が足りてないのかもしれません。
ケーブルについては過去の記事、USB Type-Cの特徴と他のTypeとの違いをご覧ください。
【MOTTERUのUSB PD対応充電器のご紹介】
持ってるだけで自慢できちゃう。軽くてかわいいAC充電器
□Power Delivery65W対応 USB-C×1ポート、USB-A×1ポート 合計最大63W AC充電器 かしこく充電 2年保証(MOT-ACPD65WU1)
MOTTERUならではのコロンとしたフォルムに、優しい色合いのカラー。カラバリは全8種類でモノトーンだったガジェットポーチの中も華やかにしてくれます。
こんなにかわいいのに最大USB PD65W対応でUSB Type-Cポートからの充電であればUSB PD対応のノートPCだって充電が可能です。
USB Type-Aポートも搭載しているのでまだUSB Type-Cに対応していない旧機種でも充電をサポートしてくれます。
USB PDのパワフルな電力供給に対してもオプションとしてPPSが追加され、電圧・電流を自動でコントロールしてくれるので安心・安全に使用することが出来ます。
※PPSとは電圧や電流を自動でコントロールし、こまかなステップで充電することで発熱によるロスも最小限に押さえることが出来る機能のこと。
また、「かしこく充電」対応なのでデバイスに合わせて最適な給電が可能で、素早く充電を完了することができます。
そんなハイパワーなMOTTERUのAC充電器の特徴はなんといってもコンパクトなことです。プラグ部分は可動式を採用しており、未使用時は折りたたむことができるだけでなく国内最小クラスのサイズなので持ち運びにも便利です。
コンセントいらずでどこでもパワフル急速充電!国内最小最軽量のモバイルバッテリー
□国内最小最軽量 モバイルバッテリー 大容量10,000mAh スマホ約3回分充電 2年保証(MOT-MB10001)
重さわずか約174gの国内最小最軽量10,000mAhモバイルバッテリー(2020年9月時点)はMOTTERUスッタフが心の底からおススメするアイテムの1つです。
手のひらサイズでコンパクトなのに10,000mAhと大容量なだけでなく、USB PD対応なので充電時間を短縮することができます。
36Whの定格パワーなので、飛行機内へと持ち込みが可能です。例えば海外出張やお子さまの修学旅行にも持っていくことができ、スマートフォンの充電が切れて急に連絡がとれない!なんてことも心配いりません。
多重保護システム搭載の為、モバイルバッテリーを長時間使用しても、安全にお使いいただけるように設計されております。
こちらもカラーバリエーションは全8種類となっております。誕生日や記念日などのプレゼントや災害用品としても活躍してくれる製品です。
充電器ではないのですがここでUSB PDのパフォーマンスを堪能するためには欠かせないアイテムをもう1つご紹介します。
□しなやかで絡まない シリコンケーブル 急速充電 データ転送対応 USB-C to USB-C 1m カラバリ全7色 2年保証(MOT-SCBCCG100)
USB PD対応の充電器と対応のデバイスを用意しても急速充電はできません。
1つ前のでもご紹介致しましたがUSB PDのパフォーマンスを堪能するには3点ご用意いただく必要があります。
以外と忘れられがちなこの充電ケーブルですが、このケーブルがUSB PDに対応していないことには意味がありません。
MOTTERUのしなやかで絡まないシリコンケーブルはUSB Type-Cシリーズであれば最大60W(20V/3A)出力に対応しており、ノートPCやタブレット端末、スマートフォンなどへ急速充電が可能です。
50,000回の折り曲げ試験をクリアしており耐久性に優れているだけでなく、しなやかでやわらかくケーブルが絡みにくい仕上がりとなっております。
急速充電とパワフルな充電でも、特殊な温度センサーを搭載しているので充電中に異常な発熱を検知したら、温度センサーが電流を停止し、火災事故を未然に防ぎます。
USB PD対応のLightningケーブルはこちら
USB PDの魅力はいかがでしょうか?
それでもまだ難しい・・という方はInstagramでも随時USB PDについて更新していますのでぜひ見てください。
MOTTERU公式Instagram
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