スマホやモバイルバッテリーの良い充電方法・悪い充電方法はあるの?
場所を選ばずにスマートフォンやタブレット端末、ノートPCの内蔵バッテリーなどを充電できるモバイルバッテリー。
近年は災害時の備えとしても注目されており、日常生活に欠かせないアイテムとなっています。
今回はモバイルバッテリーの基本的な使い方や注意点、寿命を延ばすためのコツについてもご紹介していきますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
スマホやモバイルバッテリーの一般的な充電方法とは?
寿命が伸びる!?良い充電方法やコツとは?
危険!!絶対にやってはいけない充電方法とは?
充電時以外も大切!使用時や保管時に気をつけたいこと!
スマホやモバイルバッテリーの一般的な充電方法とは?
ここからは、一般的なモバイルバッテリーの充電、スマホへの充給電方法について説明します。
まず最初に、モバイルバッテリーに同梱されているものを確認しましょう。
モバイルバッテリー本体のほかに、本体充電用のケーブルが付属されている場合があります。
USBケーブルはType-AやType-Cなど製品によって種類が異なるため注意が必要です。
次に、モバイルバッテリー本体を充電するポートにケーブルを挿しましょう。
モバイルバッテリー本体を充電するポートを入力ポート、モバイルバッテリーと充電したい機器を繋ぐポートは出力ポートと呼ばれます。
モバイルバッテリーの中には、入出力がひとつのポートになった製品も登場しているため、見分ける際にはポート付近の印字を確認しましょう。
例えば、本体に「INPUT:Type-C」「OUTPUT:Type-A」などの記載がある場合、USB Type-Cポートの充電器とモバイルバッテリーのUSB Type-Aポートを接続しても、モバイルバッテリー本体の充電はできないので注意が必要です。
もし、どれが入力/出力ポートかわからない場合には、取扱説明書や商品紹介ページなどで確認してくださいね。
そして、ケーブルのもう片方をコンセントに繋げたACアダプターへ接続することで、モバイルバッテリー本体の充電が開始されます。
充電が終わったらACアダプターからモバイルバッテリーを外しましょう。
ここからはモバイルバッテリーから接続機器への給電方法について説明します。
接続するケーブルは、お持ちのモバイル機器によって異なるため、ご注意ください。
iPhoneであればライトニングケーブルまたはUSB-Cケーブル、Android端末であればUSB-Cケーブルなどを使用します。
モバイルバッテリーと接続機器が繋がると自動的に給電が始まりますが、もし開始しない場合にはモバイルバッテリーの電源ボタンを押してみてくださいね。
モバイルバッテリーもしくは接続機器からケーブルを外すと給電は終了します。
▼こちらのコラムもぜひ参考にしてくださいね!
「iPhoneも対応しているUSB Type-Cってどういう仕組みなの?」
寿命が伸びる!?良い充電方法やコツとは?
ここからは、寿命を伸ばすためのコツや充電方法について説明します。
モバイルバッテリーの電圧に合った充電器を使用する
モバイルバッテリーには規格電圧というものがあり、安全に充電するためには電圧が適合したアダプタを使用する必要があります。
この規格電圧と異なるもので充電を行うと、事故に繋がる可能性もあります。
モバイルバッテリーを充電する際は、電圧が適合する充電器を使用するようにしましょう。
(5V/2.0A以上の充電器を推奨しています。)
モバイルバッテリーを充電しながらの使用を控える
モバイルバッテリーを充電しながらスマートフォンなどの端末をモバイルバッテリーで充電することを、パススルー充電といいます。
パススルー充電は、モバイルバッテリーの充電口とスマホなどへの放電口の両方に電気の行き来が行われることから、熱が多く発生します。
リチウムイオン電池を発熱させ、劣化を促進させるのです。
モバイルバッテリーでスマホやPCを充電中に、機器の操作はしないほうが良いでしょう。
パススルー充電は便利な機能ですが、パススルー充電を控えることにより、モバイルバッテリーをより長く安全に使うことができます。
危険!!絶対にやってはいけない充電方法とは?
ここからは、モバイルバッテリーの使用時に注意すべきポイントについて確認していきましょう。
直射日光の当たる場所や高温な場所に置かない
近年のモバイルバッテリーには、リチウムイオン電池が使用されています。
リチウムイオン電池は高温に弱く、最高許容周囲温度はおよそ45度です。
そのため、充電をしていなくても温度の高い場所に置いておくことでモバイルバッテリーが故障し、最悪の場合発火する恐れもあります。
直射日光が当たる場所での使用や真夏の車内など、熱くなる場所にモバイルバッテリーを置きっぱなしにすることは避けるようにしてください。
衝撃や圧力を避ける
モバイルバッテリーは精密機械であり、強い衝撃を受けることで故障する恐れがあります。
必ずしも発火や爆発を引き起こすわけではありませんが、丁寧に使用することを心がけてください。
例えば、ズボンのポケットにモバイルバッテリーを入れたまま座ると圧力が加わり、電池内部がショートしてしまう恐れがあります。
また、カバンや引き出しの中など、狭い空間に押し込んだり、落下させたりぶつけたりすることのないように気を付けましょう。
充電時以外も大切!使用時や保管時に気をつけたいこと!
モバイルバッテリーは、使用時だけではなく保管時にも気を配ることでバッテリーの劣化などを防ぐことができます。
モバイルバッテリーの保管時に注意すべきポイントについて、確認していきましょう。
高温多湿を避ける
使用していない間にも、モバイルバッテリーは徐々に劣化していきます。
そのため、できるだけ長持ちさせる保管方法を心がけることが大切です。
使用しているかどうかに関わらず、モバイルバッテリーは高温多湿な環境が苦手です。
暑い季節など、直射日光の当たる場所は避け、風通しの良い環境に保管してください。
また、湿度が高い場所での使用も金属の劣化や故障の原因となるため、水気の近くや高湿度の環境での保管は控えるようにしましょう。
バッテリー残量が0%の状態で長期間放置しない
モバイルバッテリーは使っていない状態でも少しずつ電池の容量が減っていきます。
そして、0%の状態で長期間放置すると劣化が進んでいきます。
実は、モバイルバッテリーは0%でもまだ少しだけ余剰な電力が残っているのですが、この余剰な電力も待機電流や自然放電で少しずつ減少していくのです。
そして本当に空っぽになってしまうとリチウムイオン電池の劣化が促進し、寿命が縮まる恐れがあります。
モバイルバッテリーの残量が少なくなったら早めに充電を行なってください。
基本的には10%~90%くらいの間で使うことを意識し、残量が0%になる前に充電するように心がけましょう。
製品によっても異なりますが、モバイルバッテリーを長期間使用しない場合は、目安として0%の状態を3か月以上放置しないようにしてください。
また、長期間使用しないときはバッテリー残量を60%~80%の状態にしておくと良いでしょう。
常にモバイルバッテリーが使用できる状態にしておくことは、防災対策としても有効です。
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