物価高に負けるな！食費をできるだけ抑えるための自炊節約術

2021年後半ごろから、身の周りの食品や生活用品の値上がりが目立つようになりました。特に、食品の値上げは家計を直接的に圧迫するため、ニュースなどに取り上げられる場合が多いです。

残念ながら、2025年も主要な食品価格の上昇が見込まれています。食費を抑えるためには、日々どのようなことに着目して生活すれば良いのでしょうか。

そこで、今回は2025年現在の食品の値上がり状況を把握し、価格が安定している食品や食品を長く保存するコツ、自炊を楽しくするアイテムについてご紹介します。

どんな食品が値上がりしてる？改めて物価状況を把握しよう
どんな食品が値上がりしにくいの？リーズナブルな商品をチェック
できるだけ長持ちさせたい！食品保存のコツとは？
楽しく快適に料理できる環境を整えよう！こんな便利アイテムを紹介！

どんな食品が値上がりしてる？改めて物価状況を把握しよう

はじめに、どのような食品が値上がりしているかについて確認していきましょう。帝国データバンクでは、毎月食品について価格改定動向調査を行っています。その資料をもとに、値上がりしている食品についてご紹介します。

2025年の食品値上げの見通し
「材料費の高騰」「物流コスト」「梱包・資材」「人件費」などが原因となり、2025年も値上げ食品が非常に多い見通しです。値下げや価格の安定を期待することはできません。

今後、値上がりが予定されている食品は何品目もあり、気軽に料理ができなくなる恐れがあります。今年に入ってから既に値上がりしている食品もあるので、スーパーで「こんなに高かったっけ？」と思った方も多いでしょう。

2025年1～4月に値上がりした食品
年が明け、最初に値上がりが目立った食品は「小麦粉類」です。小麦粉・中力粉・薄力粉などが高くなったことにより、パン類も4～5％ほど値上がりしました。

2月には、小麦粉類の値上がりの影響が拡がり、ホットケーキミックスやてんぷら粉、麺類などの「粉もの類」が高騰しました。また、漁業量が減少したことにより、スルメイカが値上がりしました。これに伴い、ある蕎麦屋では「いか天」の販売が終了したそうです。

3月には、冷凍食品の値上げが目立ちました。ニッスイで30品目以上、マルハニチロで50品目以上の冷凍食品が高くなりました。また、飲食店の値上げも伴い、マクドナルドでは特定の商品が10～30円ほど高騰しました。

4月には、ハムやソーセージなどの「加工食品」とチーズやヨーグルトなどの「乳製品」が値上がりしました。朝食に活躍する食品が多く、手軽に食べられるものが減ってしまった印象です。

2025年5月以降に値上がりが予定される食品
「小麦粉類」の価格高騰を受け、今後もさまざまな食品に値上げラッシュが続く予定です。例えば、パスタやお菓子、スイーツなどの小麦粉を原料とした食品にはご注意ください。

また、昨年から2倍以上の価格に膨れ上がった「米」は、作付面積の減少や燃料・物流コストの上昇により少しずつ価格上昇が続くと考えられています。備蓄米放出の効果は、現段階ではさほど期待できない状況です。

どんな食品が値上がりしにくいの？リーズナブルな商品をチェック

さまざまな食品が値上がりを続けていますが、なかには値上がりしにくい食品も存在します。どのような食品ならリーズナブルに手に取ることができるのか、確認していきましょう。

野菜
大根や白菜、キャベツ、ほうれん草、ねぎ、きゅうり、ピーマン、ブロッコリーなどの野菜は、2025年5月時点で生育状況が安定しており、平年並みの価格になることが予想されます。

また、もやしや豆苗、きのこなどは工場で生産される場合が多く、天候の影響を受けないため小さい値上げ幅で推移するでしょう。

鶏肉や国産牛・豚肉
スーパーで目にする通り、牛肉や豚肉は輸入品より国産品の方が高い傾向があります。ただし、円安などの影響を受けた輸入品は価格高騰が深刻で、国産の値上げ幅は小さめと言えます。

また、2024年は鳥インフルエンザの影響が少なかったため、鶏肉の値段が安定しています。

未利用魚
未利用魚とは、食用に利用できるものの、水揚げ後は市場に出回らない魚を表します。市場に出回らない理由は「特定の地域にしか需要がない」「トゲや毒の処理が手間」「形や大きさが規格外」などさまざまです。

未利用魚は漁業が盛んな地域や卸業者から買い取ることもできます。海の近くにお住まいの方は、ぜひ未利用魚を探してみてください。

できるだけ長持ちさせたい！食品保存のコツとは？

「早めに食べようと思って買ったのに、気付いたら冷蔵庫のなかで食品がぐったりしていた・・・」なんて経験はありませんか。食品ロスの防止は、SDGsだけではなく家計の損失を防ぐことにも繋がります。

ここからは、食品を保存する方法について食材別にご紹介します。

野菜を保存するとき
新鮮な野菜はまだ生きているので、水分やエネルギー消費をコントロールしてあげることで長持ちさせることができます。冷蔵の場合は野菜を立てて保存し、育った環境に近い状態をつくることが大切です。

また、全ての野菜が冷蔵保存に適しているわけではありません。例えば、トマトやバナナは冷蔵すると風味が劣化する恐れがあるため、室温保管が適切です。

肉や魚を保存するとき
肉は空気に触れると酸化しやすくなります。開封後はラップやジップロックで密閉することがポイントです。また、解凍後も品質が劣化しにくい肉は冷凍保存に向いており、長期間保存することができます。

魚も長期保存の場合は冷凍保存が適切です。冷凍前に内臓を取り除いておくことで、劣化を予防できます。ただし、お刺身はすぐに味が落ちてしまうので、冷凍には向きません。お刺身が余った場合は醤油漬けやフライなどに調理し、翌日には必ず食べきりましょう。

乳製品や卵を保存するとき
乳製品は、密閉容器で冷蔵保存することで風味を保つことができます。開封後はできるだけ早く食べきることがポイントです。

また、卵はパックのまま冷蔵庫で保管すると良いでしょう。殻に守られているので、ほかの食材の香りや味が移ることはありません。

パンや穀物を保存するとき

パンは乾燥から守ることが大切です。密閉袋に入れ、冷暗所に保管することで、カビなどを防ぐことができます。また、パンは冷凍庫で保存することも可能で、小分けにしておくと解凍しやすくなります。

湿気や害虫から守るため、穀物やシリアルは密閉容器で保存することがポイントです。

楽しく快適に料理できる環境を整えよう！こんな便利アイテムを紹介！

食品の値上がりが続き、頻繁に外食することさえ躊躇うようになりました。どんな食品が値上がりし、どんな食品なら価格が安定しているのかを知り、保存方法を理解することで、無理なく自炊に取り組むことができるでしょう。

ここからは、ご家庭での料理をもっと楽しく、そして快適にする便利アイテムをご紹介します。

電子レンジ調理グッズ
近年、電子レンジを使用した時短調理が話題になっています。電子レンジ用の調理グッズも幅広く登場し、ニーズに合わせて活用することが可能です。

例えば、鍋料理ができる器具や電子レンジ対応の圧力鍋、ゆで卵メーカーやパスタが茹でられる容器などがあります。コンロやIHで調理をしつつ、電子レンジを活用すればスピーディーに料理を完成させることができるでしょう。

フードプロセッサー
刻む・練る・混ぜる・砕く・おろす・泡立てるなどの機能を兼ね備えたフードプロセッサーは、ご家庭に1台あると幅広い料理をつくることができます。最近では小型のフードプロセッサーも登場しており、大根おろしなどのちょっとした調理に便利です。

シリコン調理グッズ
スプーンや容器、まな板など、シリコン製のキッチングッズが人気となっています。小さなお子さまでも扱いやすく、またステンレス製と比較して鍋やフライパンを傷つけにくいメリットがあります。

シリコン製の調理グッズは、100円均一ショップなどでも見つけることができます。価格やデザインに合わせてご家庭に合ったシリコングッズを探してみてください。

スマホスタンド
スマートフォンの普及に伴い、スマホでレシピを見ながら調理する方が増えてきました。キッチン台にスマホを置いて調理することもできますが、調理の邪魔になったり、油がスマホに跳ねたりする可能性もあります。

そこで、スマホスタンドを活用すれば、スマホを立てたまま調理を楽しむことが可能です。高さや角度を調節できるアイテムもあるので、ニーズに合わせて用意することをおすすめします。

スタンドに乗せたまま充電 角度調整できるアルミスタンド スマートフォン/タブレット対応 １年保証（MOT-SPSTD02）

・シンプルなデザインで高級感のあるアルミスタンド
・iPad ProやNintendo Switchにも対応
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・シリコンパッドで端末を固定・保護
・安心の１年保証

マグネットリング
マグネットリングとは、マグネットでピタッと装着することのできるスマホリングです。リング部分を360度お好みの位置に固定したり、角度を調節したりすることができます。

例えば、キッチンに磁石があれば、マグネットリングでスマホを装着し、レシピなどを検索しながら調理が可能です。また、磁石のない場所でも、リング部分をスマホスタンドのように立てて活用できます。手が空いている時は、指をマグネットリングに通してスマホを操作しながら料理を楽しめるでしょう。

3Way マグネットリング&スタンド MagSafe対応 360度回転 全4色(MOT-SRING02)

・簡単に装着できる
・2段折りスタンドで好みの角度に調整できる
・マグネットでどんな所でも撮影場所に
・MagSafe対応機器・ケースで使える
・リングを外して手軽にワイヤレス充電
・平置きしてもガタツキしない