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2024.11.29 ケーブル

聞いたことある?「USBx.x」や「Gbps」について調べてみよう!

聞いたことある?「USBx.x」や「Gbps」について調べてみよう!

「USBケーブルの規格の違いって何?」

「Gbpsって何を表しているの?」

「USB3とUSB4の違いって何?」

 

USBケーブルを購入する際、仕様に書かれている「USBx.x」や「Gbps」といった言葉の意味がわからず、困った人も多いのではないでしょうか。

 

自分の用途に合った最適なUSBケーブルを選ぶためには、USBx.xやGbpsの意味をきちんと理解することが大切です。

 

本記事を読むことで、USBの転送速度の違いを理解でき、自分にとって最適なUSBケーブルを選べるようになります。

 

USBx.xやGbpsの言葉の意味や、実際のケーブル選びで確認すべき具体的なポイントについて詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。

 

 

「Gbps」とは?
USBの規格にはどんな違いがある?「USBx.x」と「Gbps」の関連性とは?
USBケーブルを選ぶ際の注意点やポイントを再確認!

 

 

 

「Gbps」とは?

 

Gbpsとは「ギガビット・パー・セカンド」の略で、データ転送速度を示す単位です。

 

1秒間にアップロードやダウンロードできる最小単位の「1ビット(コンピューターが認識できる最小単位)」を送受信できる速度を「1 bps」と表現します。

 

bpsの数値が大きいほど回線の速度は速いです。数値が小さい順に「K(キロ)」「M(メガ)」「G(ギガ)」の文字が頭につきます。

単位 意味
bps 1秒間で1bitのデータが伝送できる
Kbps 1,000bps=1Kbps
Mbps 1,000Kbps=1Mbps
Gbps 1,000Mbps=1Gbps

 

1秒間で送受信できるデータ量が多ければ多いほど、通信速度は速くなります。

 

例えば、通信速度が1Gbpsと2Gbpsのものを比較すると、2Gbpsのほうが1Gbpsよりも2倍のデータ量を送受信できるため、より高速な通信が可能です。

 

USBケーブルを快適に使用するために、自分の用途に合わせた速度選びが大切です。

 

 

 

USBの規格にはどんな違いがある?「USBx.x」と「Gbps」の関連性とは?

 

USBの規格は、設計規格(USBx.x)と転送速度(Gbps)で表現されます。

 

以下の表をご参照ください。

設計規格 転送速度
USB 2.0 480Mbps
USB 3.2 Gen1 5Gbps
USB 3.2Gen2 10Gbps
USB 3.2Gen2x2 20Gbps
USB 4 40Gbps

 

USBの後ろに付いている数字は、設計規格のバージョンです。数字が大きければ大きいほど、新しい規格となり最大データ転送速度も速くなります。

 

Genとは、Generation(ジェネレーション)の略です。

設計規格が USB3.0 ⇒ USB3.1 ⇒ USB3.2とバージョンアップしても、Genの数字により転送速度を判断することができます。Gen1:5Gbps、Gen2:10Gbps、Gen2x2:20Gbps です。

 

USBは、1996年に策定されたUSB1.0の誕生以来、USB1.1やUSB2.0など、時代ごとにバージョンアップを繰り返してきました。

 

USB 3.2は、2017年に制定された規格です。最大転送速度はUSB3.1の約2倍で、20Gbpsに向上したことで、大容量のファイルや高解像度のビデオを迅速に転送することが可能になりました。

 

次いでUSB 4は、2019年に制定されました。最高転送速度40Gbpsの高速データ転送や映像出力DisplayPort Alternate Mode(オルタネートモード)に対応するなど、さまざまな特徴を持っています。

 

USBx.xという呼び名は、本来設計の規格を示しています。それを製品の区分にも流用したため、大変分かりにくくなってしまいました。現在は、このUSBx.xという呼び名はわかりにくいため、一般消費者向けには転送速度を元にしたマーケティング名のガイドラインが提示され、

「USB 5Gbps」「USB 10Gbps」「USB 20Gbps」「USB 40Gbps」

などの通信速度の名称で呼ぶルールになっています。(USB2.0 はそのままです)

USBのロゴガイドラインより

 

 

USBケーブルを選ぶ際の注意点やポイントを再確認!

 

 

 

USB選び方のポイントは、用途に合わせた規格選択です。必要以上の規格だと、価格が高くなる傾向にあります。自分が求めている速度を確認した上で、選択をしましょう。

 

世代が異なっても基本的な互換性は保たれているため、古い機器との接続も可能です。

 

注意点は、USBは下位互換性を持っていることです。コネクタ形状が合っていればどの機器にも接続して使用できますが、転送速度は下位規格が基準となります。例えば、USB 2.0 480Mbpsの機器とUSB 10Gbps(3.2Gen1)の機器を繋げると、転送速度はUSB 2.0の速度 480Mbps になります。

 

機能を最大限に発揮させるためには、同世代の機器同士を接続することをおすすめします。

 

自分にぴったりなUSBケーブルを選ぶためには、いくつかのポイントを確認しておくことが大切です。

 

選び方のポイントは、以下のとおりです。

 

  • コネクタの形状
  • データの転送速度
  • ケーブルの長さや太さ
  • 耐久性
  • メーカーの信頼性

 

ケーブルを選ぶ際に大切なことは、コネクタの形状を確認しておくことです。コネクタの種類が間違っていると、接続できないので注意が必要です。

 

コネクタはスマートフォンやタブレットなどの端末側とコンセント側のAC充電器とで主に使われる種類が異なります。

 

・端末側:USB Type-C、Lightning、Micro USB Type-Bなど

・AC充電器:USB Type-C、USB Type-A

 

間違ったコネクタの種類のUSBケーブルを購入してしまわないために、説明書やメーカーの公式サイトなどで事前に調べておくことをおすすめします。

 

「大は小を兼ねる」と言います。

確かにUSB 40Gbps(USB4)のケーブルを購入すれば、USB2.0 480MbpsのType-Cケーブルとしても使用することが出来ます。

ただし、USB 40Gbps(USB4)のケーブルは高価格でケーブルは太く取り回しもしづらくなります。

 

紹介したUSBケーブルを選ぶ際の注意点やポイントを参考に、ご自身の必要な仕様を理解し適切なUSBケーブルを選びましょう。

 

 

 

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