COLUMN

2024.07.30 生活情報

モバイルバッテリーの充電の仕方とは？充電時の注意事項も！

今や、ご家庭でもお出かけ先でも手放せないスマートフォン。スマートフォンを長時間使い続けることで気になるのは「充電」です。

ご家庭ならコンセントに繋ぐことでスマートフォンを充電できますが、出先ではなかなか充電することができませんよね。

そんな時、お助けアイテムになってくれるのが「モバイルバッテリー」です。モバイルバッテリーはどこでもお手持ちのスマートフォンなどを充電することができ、普段使いはもちろん旅行や出張などにも重宝されています。

そこで今回は、モバイルバッテリーの正しい充電方法や充電時の注意点などを詳しく解説します。使い方を間違えると故障や事故に繋がる恐れもあるため、ぜひ一度ご確認ください。

モバイルバッテリーの正しい充電方法とは？
INPUT（入力）とOUTPUT（出力）とは？どうやって見分けるの？
スマホなどを充電する場合の注意点とは？
モバイルバッテリーが充電されない！そんなときの対処法は？

モバイルバッテリーの正しい充電方法とは？

はじめに、モバイルバッテリーの正しい充電方法について確認していきましょう。

まず充電の基本的な流れを確認し、その上で「PC」「シガーソケット」を用いてモバイルバッテリーを充電する方法についてご紹介します。

モバイルバッテリーを充電する流れ（ACアダプターを使用）

最初に、モバイルバッテリーに同封されているものを確認してください。

バッテリー本体のほか、充電用ケーブルが付属されている場合があります。USBケーブルはType-AやType-Cなど製品によって種類が異なるため注意が必要です。

次に、モバイルバッテリー本体を充電するポートにケーブルを挿しましょう。ポートについては後ほど詳しく解説します。

そしてケーブルのもう片方を、コンセントに繋がったACアダプターへ接続することで、モバイルバッテリーの充電が開始されます。

コンセントに繋いだまま満充電の状態が続いてもモバイルバッテリーが劣化することはありませんが、充電が済んだらACアダプターからモバイルバッテリーを外す習慣をつけましょう。

PCから充電したいとき

PCを使用したモバイルバッテリーの充電は、充電電流不足で充電できない可能性があるためお勧めいたしません。
ACアダプターを用いて充電を行ってください。

シガーソケットから充電したいとき

モバイルバッテリーは、車に搭載されている「シガーソケット」から充電することも可能です。充電する際はシガーソケットに「シガーチャージャー」を挿し込み、シガーチャージャーとモバイルバッテリーを接続ケーブルで繋ぎます。

一方、最近では車でスマートフォン本体を充電できる環境が整っている場合も多く見られます。そのため、わざわざモバイルバッテリーを充電する必要はあまりないかもしれません。スマートフォンが満充電されており、かつモバイルバッテリーを充電したい場合などにおすすめの方法です。

INPUT（入力）とOUTPUT（出力）とは？どうやって見分けるの？

一般的なモバイルバッテリーには、側面に長方形のくぼみがあります。このくぼみが先ほど登場した「ポート」で、USBポートと呼ばれることもあります。

ポートは主に2つの役割を担っており、ひとつは「モバイルバッテリー本体を充電すること」、もうひとつは「モバイルバッテリーと充電したい機器（スマートフォンなど）を繋ぐこと」です。

モバイルバッテリー本体を充電するポートを「INPUT（入力）」といい、入力ポートとも呼ばれます。ポートの種類はType-CとMicro USBが主流です。

また、モバイルバッテリーと充電したい機器を繋ぐポートを「OUTPUT（出力）」といい、出力ポートとも呼ばれます。ポートの種類はType-AとType-Cが主流です。

INPUTとOUTPUTの見分け方

モバイルバッテリーの中には、INPUTとOUTPUTがひとつのポートになった製品も登場しています。一方、ポートが2つ以上搭載されており、どれが入力用でどれが出力用か分かりにくいモバイルバッテリーも少なくありません。

ポートを見分ける際には、ポート付近の印字を確認することがポイントです。

INPUTなら「IN」「INPUT」「入力」、OUTPUTなら「OUT」「OUTPUT」「出力」などと印字されている場合があります。

また、モバイルバッテリーのポート付近に印字がない場合は、製品仕様を確認してみましょう。製品仕様はモバイルバッテリー本体の印字や、取扱説明書・製品ページから確認することが可能です。

製品仕様では、例えば「INPUT：Type-C」「OUTPUT：Type-A」などの記載を確認することができます。この場合、Type-CポートはINPUT、Type-AポートはOUTPUTということが分かります。

スマホなどを充電する場合の注意点とは？

どこにいてもスマートフォンなどを充電できるモバイルバッテリーですが、使い方を誤ると故障や事故に繋がる恐れがあります。

ここからは、モバイルバッテリーを使用してスマートフォンなどを充電する際の注意点について確認していきましょう。

直射日光の当たる場所や高温な場所に置かない

近年のモバイルバッテリーには、リチウムイオン電池が使用されています。リチウムイオン電池は高温に弱く、最高許容周囲温度はおよそ45度です。

そのため、充電をしていなくても温度の高い場所に置いておくことでモバイルバッテリーが故障し、最悪の場合発火する恐れもあります。

焚き火や真夏の車内など、熱くなる場所にモバイルバッテリーを置きっぱなしにすることは避けるようにしてください。

スマートフォンを操作しながら充電しない

モバイルバッテリーを充電しながら、スマホなどをモバイルバッテリーで充電することをパススルー充電といいます。

パススルー充電は便利な機能ですが、モバイルバッテリーの充電口とスマホなどへの放電口の両方に電気の行き来が行われることから、熱が多く発生します。

熱は、モバイルバッテリーに負荷を与える存在です。モバイルバッテリーの充電の熱に加えてスマホなどへの放電の熱がプラスされると、モバイルバッテリーにダメージを与えてしまいます。

パススルー充電を控えることで、モバイルバッテリーの寿命をより長く保てます。

バッテリー残量がゼロの状態で過放電させない

モバイルバッテリーは、使っていない状態でも少しずつ電力が消費されていきます。そのため、バッテリーの残量が0％の状態で長時間放置していると待機電流によりバッテリーが本当に空っぽになってしまい、劣化が進み寿命が縮まる恐れがあるのです。

モバイルバッテリーの残量が少なくなったときには、早めに充電を行うように心がけてください。

モバイルバッテリーが充電されない！そんなときの対処法は？

残念ながら、モバイルバッテリーには寿命があり、最終的には充電ができなくなってしまいます。一方、モバイルバッテリー本体はまだ使用できるのに、何らかのトラブルで充電されないということもあるでしょう。

ここからは、モバイルバッテリーが充電されないときの対処法についてご紹介します。

接続ポートが汚れている

接続ポートが汚れている場合、モバイルバッテリーと充電ケーブルがうまく接続されず充電できない可能性があります。

ポートがホコリなどで汚れていると発火する恐れもあるため、こまめに手入れを行うようにしましょう。

接続ケーブルが故障している

モバイルバッテリーが充電されないとき、本体ではなく接続ケーブルに問題がある可能性があります。

接続ケーブルも徐々に劣化する機器であるため、扱いが悪いと断線する恐れもあるでしょう。接続ケーブルを別のものに変えることで、モバイルバッテリーが充電されるようになるかもしれません。

コンセントに問題がある

モバイルバッテリーや接続ケーブルに問題がない場合は、コンセントが原因で充電されない可能性もあります。

ほかの電化製品をコンセントに挿し込み、正常に動くかどうかを確認してみてください。

モバイルバッテリーに問題がある場合は、正しく処分して新しい製品に買い替えを

モバイルバッテリーの寿命は大体2～3年程度と言われています。数年使用していて、すぐに充電がなくなったり過度に熱くなったりするトラブルも経年劣化と言えるでしょう。

お手持ちのモバイルバッテリーに問題がある場合は、新しい製品に買い替えるのがおすすめです。

使えなくなったモバイルバッテリーを処分する際は、リサイクルに出すのが一般的です。

家電量販店やホームセンターなどのリサイクルBOXや、携帯キャリアの引き取りを利用すると良いでしょう。モバイルバッテリーは発火の恐れがあり、地域のゴミ収集では回収できない場合が多いため注意が必要です。

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