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2023.09.29 ケーブル

ついにiPhone15でUSB Type-Cが採用!

ついにiPhone15でUSB Type-Cが採用!

 

ノートパソコンやAndroidスマートフォン、ポータブルゲーム機などでは以前よりも採用されていたUSB Type-Cですが、先日アメリカのApple社より発表があったiPhone15でも充電端子にUSB Type-Cが採用されました。
これにより、ほとんどのデバイスがUSB Type-Cになり何本も充電ケーブルを持たなくてよくなりましたね。

うれしい(C)!!!ですね

本記事では、USB Type-Cの特徴や種類、おススメのケーブルの選び方までをご紹介いたします。

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目次

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    【USB Type-Cってそもそも何?】

     

     

    USBというのはUniversal Serial Busの略。パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器において、様々な周辺機器の接続をするのに使用されている標準規格です。
    また、USBには4つの規格があり、「USB1.0」「USB2.0」「USB3.0」「USB4.0」と最新のもになるほど
    「供給電力」と「転送速度」が向上します。
    USBコネクタは、接続機器によって形状が異なります。

    そして、その中で最も新しいUSBコネクタを「USB Type-C」と言います。
    名称については「USB Type-C」「USB タイプC」「USB-C」とさまざまにありますが、どれも同じです。
    Apple社では「USB-C」と表記していますね。

     

    USB Type-CはUSB3.1規格に対応しており、データの転送速度は10Gbpsとなっています。
    見た目は楕円の形で、上下に区別がないリバーシブルタイプなのでどちらの向きでも挿しこむことが可能です。
    入力と出力どちらにも使用することが可能でスマートフォンやタブレットなどの様々なデバイスに採用されています。
    つまり、大容量電力供給だけでなく高速データ転送や映像の転送までもがこのケーブル1本でできる優れものということです!

    ただ、規格に対応したデバイスに接続しないと、転送速度は古い規格の速度になってしまうため高速転送を必要とする場合は接続するのデバイスの規格を確認することを忘れずにしましょう。

     

    【今までどうしてUSB Type-Cじゃなかったの?】

     

     

    じゃあなぜ、そんなに優れているUSB Type-Cを今までApple社は採用していなかったのでしょうか。

     

    Apple社からLightningケーブルを使い続けていた理由は明らかにされていないのですが、みなさん「MFi認証」はご存じでしょうか?

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  • これはApple社が、他社製のアクセサリとiPhoneやiPad、iPodとの互換性を保証することを示すための認証です。
    この認証を得るには、Apple社とライセンス契約を結ぶ必要があります。
    このライセンス契約をもとに認証された製品には「MFiロゴ」を自社製品に付与することができ、互換性が保証されているということを表しています。
    しかし、このライセンス契約を結ばずに生産された製品が世に出回り、多くのAppleユーザーを混乱させたでしょう。
    そこでApple社はLightningケーブルに認証チップを搭載するようになりました。
    ライセンス品でない製品を使用すると「このアクセサリは使用できません」といったエラーがでるようになります。
    このエラー表示を見たことがある人は多いのではないでしょうか。
    このような製品を使用し続けると将来のアップデート時の際に使用できなくなる可能性があるので心当たりのある方はご注意ください。

     

    Apple社はこのようにして自社の製品の品質を保ち、わたしたちAppleユーザーに規格から外れた製品を使わないようあらゆるトラブルから守ってくれていたのかもしれないですね。
    また、この認証を得るにはケーブル1つにつき数ドル発生するそうです。
    こういった収益についてもLightningケーブルを使用し続けた理由が隠されているかもしれません。

    ただ、ここでEUが2024年秋ごろからすべてのスマートフォンやタブレット、カメラ等の電子機器に使用されている優先充電用端子を統一する法律に合意しました。
    利用者の利便性アップと廃棄物を削減することを目的とした環境対策だそうです。
    これによって充電端子がUSB Type-Cじゃない電子機器はEU内では販売することができなくなったのです。

  • もちろん、充電端子にLightningケーブルを用いているこれまでのiPhoneはEU圏内で取り扱うことができないということになります。
    そういった経緯もあり、今回発表された新型iPhone15には充電端子にUSB Type-Cが採用されたのでしょう。

     

    今回iPhone15のUSB Type-CについてはMFi認証やその他のApple社独自の認証に関する言及は一切なく、USB Type-C規格に準拠している製品であれば使用できるそうです。

     

    【USB Type-Cが採用されることでのメリット・デメリットは?】

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  • 続いてはUSB Type-Cのメリットとデメリットをご紹介します。

     

    まずはメリット
    ・さまざまな電子機器のケーブルを統一できる
    ・パワフルな電力供給で充電速度アップ
    ・データ転送速度のアップ

     

    〇さまざまな電子機器のケーブルを統一できる

    冒頭部分でもお話しましたが、さまざまな電子機器の充電端子に採用されているUSB Type-C。これまでのiPhoneユーザーはiPhoneを充電するためにLightningケーブルを、

  • また他の電子機器用にUSB Type-Cのケーブルを持ち合わせていたのではないでしょうか。
    それが統一され、使用するケーブルが1本になるというのはとても大きなメリットでしょう。
    USB Type-Cには「オルタネートモード」という機能があり、映像の出力もこれ1本でできるのでHDMIやThunderboltなどの端子としての利用もできます。

     

    〇パワフルな電力供給で充電速度アップ

    USB PD(USB Power Delivery)規格に対応しているUSB Type-C。

    最大240Wまでの電力供給が可能で、スマートフォンやタブレットだけでなく対応のノートPCなどさまざまななデバイスに急速充電ができます。

     

    〇データ転送速度のアップ

    ビジネスシーンだけではなく、iPhoneで撮影した高解像度の大量の写真や動画を外部ストレージへ転送しておけば本体やicloudの空き容量を増やすことができます。その際に転送速度を上げて待ち時間を短縮することが可能なんです。

    USB Type-Cは「USB 3.1」規格に準拠しており最大データ転送速度が最大10Gbpsとハイスピードになります。素早く効率的な送受信が行えるでしょう。
    ただし、iPhone15のUSB Type-C端子は「USB 2.0」規格のため、Lightningを搭載したこれまでのiPhoneと同じ480Mbpsとなります。
    iPhone15 ProとiPhone15 Pro Maxは、「USB 3.2 Gen2」に対応しているため、先ほどご説明した最大10Gbps、「USB 2.0」規格の20倍の高速転送が利用できます。

     

    次にデメリット
    ・急速充電をするには対応のAC充電器が必要

     

    〇急速充電をするには対応の充電器が必要

    最大限のメリットを発揮するにはUSB PD規格に対応している充電器が必要になります。
    どれだけ出力の高いUSB Type-Cケーブルを購入しても、従来のAC充電器では急速充電ができないのです。
    また、iPhone15にはAC充電器は付属しないとのことなので購入する必要があります。

     

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    【USB Type-Cケーブルのオススメの選び方】

     

    購入しようと思ってよく見るとさまざまな種類があるUSB Type-Cのケーブル
    しっかり確認して購入しないと自分の使いたい用途には対応してない!?ってことも
    ケーブルを購入する際のおススメの選び方をご紹介します。

     

    〇端子を確認する

    USB Type-Cは端子が楕円形で上下区別のないものとお話しましたが、ケーブルの両側がUSB Type-Cのいわゆる「CtoC」ケーブルを選びましょう。
    片側がUSB Type-Aのものだと先ほどお話したメリットや映像転送はできなくなってしまうので注意しましょう。

     

    〇耐久性、安全性が高いものを選ぶ

    1本でさまざまな使用が可能なUSB Type-Cのケーブルですが、使用する機会が多い方ほど必ず耐久性の高い製品を選びましょう。
    USBケーブルの故障で多いのが断線。耐久性の低い製品を選ぶと切れてしまうこともあるので、耐久性テストをしっかり実施しているものを選びましょう。
    また、ここまでパワフルなので使用中にある程度熱を持ってしまう恐れがあります。
    この発熱に関してはメーカーごとに対策を施している会社もありますので安全性についても確認しましょう

     

    〇用途を確認して、USB Type-Cの出力を選ぶ

    USB Type-Cケーブルは、モデルによってデータ転送規格が異なりますので必ず確認しましょう。
    iPhone15の給電はこれまで通り27Wまでとのことなので、iPhoneやタブレットの充電がメインならばそこまで高出力のケーブルでなくても大丈夫でしょう。
    少しでも充電時間を短縮したい方は30W出力以上を選びましょう。
    ノートPCやMacbook proなどの充電やデータ転送をするならPD対応の100W以上のケーブルをおすすめします!

     

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