モバイルバッテリーは大容量がいいの?おすすめの種類と失敗しない選び方を7つのポイントでチェック!
外出先や旅行先など、コンセントの無い場所でもスマホの充電ができるとして人気のモバイルバッテリーですが、最近は大容量化に伴いノートパソコンの予備電源や、災害時の非常電源としても注目されています。
そこで今回は、大容量タイプのモバイルバッテリーの選び方や活用法をわかりやすく解説していきます。
<目次>
- モバイルバッテリーとは
- モバイルバッテリーの大容量化
- 大容量モバイルバッテリーの選び方
- オススメの大容量モバイルバッテリー
- PD対応のUSBケーブルやAC充電器の合わせ買いがオススメ
1 モバイルバッテリーとは
モバイルバッテリーとはその名の通り「持ち運びできる充電器」で、USBケーブル経由でスマホやタブレット、ワイヤレスイヤホンなどの電子機器を充電することができます。
一般的な家電製品なども利用できるACコンセントを備えたものは「ポータブル電源」と呼ばれ、モバイルバッテリーと区別される場合が多いようです。
モバイルバッテリーには乾電池を使うタイプと、内蔵バッテリーを使うタイプがありますが、現在では内蔵バッテリー式のものが主流。このタイプはAC充電器につないで充電すれば何度でも使えるので、ランニングコストが安く日常使いに最適です。
2 モバイルバッテリーの大容量化
これまでモバイルバッテリーは、USBを介してデバイスに電力を送る仕様上、USBの標準電力規格に従ってごく小さな電力しか供給することができませんでした。しかし、USBの新規格であるUSB-Cが普及し、さらにPD(Power Delivery)というより大きな電力のやりとりが可能な規格ができたことで、従来では対応できなかったノートパソコンなどの大きな電力を必要とする電子機器にも給電することが可能になったのです。
そのため、従来は容量の大きさよりも小型化が優先されがちだったモバイルバッテリーも、よりたくさん充電できる大容量タイプが登場し、人気を集めるようになっています。
3 大容量モバイルバッテリーの選び方
大容量タイプのモバイルバッテリーと一口に言っても、単純にバッテリー容量の大きさだけで選んではいけません。充電の速さや安全性などに関係する7つのポイントを確認しましょう。
●ポイント1「容量について」
一般的にスマホ1台をフル充電するのに必要なバッテリー容量は4,000~5,000mAhと言われています。よって10,000mAhのモバイルバッテリーならスマホ1台を2回フル充電できます。外出先で手軽にスマホを充電したい、という用途であれば5,000~10,000mAhのモバイルバッテリーで十分でしょう。
10,000mAh以上の大容量タイプを選ぶべきなのは「2泊以上の出張や旅行に持っていきたい」「スマホの2台持ちや、スマホとタブレットなど複数台を持ち歩いている」「ノートPCも充電したい」「停電などに備えて災害対策用にしたい」といった用途を考えている方です。
●ポイント2「重さについて」
モバイルバッテリーは容量が増えるほど重さや大きさも増します。10,000mAhのものと20,000mAhのものでは重さが2倍違うことも。ハンドバッグやポーチなどに入れて手軽に持ち運びたいのか、多少かさばってもいいのでたっぷり充電したいのか、使い方や用途に応じて選びましょう。
↑MOTTERUの10,000mAhモバイルバッテリーのサイズは約78mm×約58mm。クレジットカードよりも小さく持ち運びがラク
●ポイント3「出力電力について」
バッテリー容量と並んで重要なのは最大出力です。以前は5Wもあればスマホの充電には十分でしたが、現在では急速充電やノートパソコンに対応するため高出力できるものが人気となっています。
スマホの急速充電なら18~20W程度、ノートパソコンの充電にも使用したいなら45~60W程度の出力に対応したものを選ぶとよいでしょう。
●ポイント4「急速充電について」
スマホの内蔵バッテリーの大容量化に伴い、充電にかかる時間も長くなってきたため、USBからの電力の出力を高めて充電時間を短縮する動きが出てきました。前述したUSB-CやPDといった新規格が制定されたことにより、技術的にも高出力での電力のやりとりが可能となった背景もあります。
ここで一般的なAC充電器とPD対応のモバイルバッテリーでどれくらい充電速度が違ってくるのか見てみましょう。
■iPhone 14をバッテリー残量0%から50%まで充電するのにかかる時間
一般的なAC充電器5W(5V/1A)で充電した場合:約1時間30分
PD対応のモバイルバッテリー20W(9V/2.2A)で充電した場合:約30分
PDに対応したモバイルバッテリーでは、一般的なAC充電器で充電するより約3倍早く充電することが可能です。PD規格に対応していない古いモバイルバッテリーを使っている場合、出力が弱く充電に余計な時間がかかっているかもしれません。充電ももっとスピーディーに行いたいなら、最新のモバイルバッテリーに買い換えるのも手ですね。
↑MOTTERUのAC充電器ではPDと書かれたUSB-Cポートで急速充電が可能に
●ポイント5「USBポートの数や規格について」
USBポートの数や規格も確認しておきましょう。USBポート数は自分のスマホだけ充電するなら1つで十分ですが、旅行先などで家族や友人のスマホも一緒に充電したいシーンがあるかもしれないので2つあると便利です。
また、古いモバイルバッテリーではMicro-USB などの差込口があるものもあります。USB-Cポートも備えたモデルならPD対応で急速充電が可能なのでおすすめです。
↑MOTTERUの20,000mAh、10,000mAhモバイルバッテリーはUSB-AとUSB-Cのポートがある(写真は20,000mAhモバイルバッテリー)
●ポイント6「安全性について」
モバイルバッテリーは本体に電気を貯めておく構造のため、熱や衝撃によって漏電したり発火したりする危険性があります。そのため本体の安全性は必ずチェックしておきましょう。異常に高い電流が流れたときに出力を停止する「過電流保護回路」など、安全性を高める設計を採用したものを選ぶとよいでしょう。
●ポイント7「PSEマークについて」
PSEマークとは、その電気製品が電気用品安全法で定められた安全規格を満たしていると証明するマークのこと。日本では2019年2月から、国内で販売するモバイルバッテリーにはPSEマークの表示が必要となりました。
しかし、海外の輸入品など一部の製品ではPSEマークを表示していない場合もあるので、購入前に必ずPSEマークの有無を確認しましょう。
4 オススメの大容量モバイルバッテリー
MOTTERU
20,000mAh モバイルバッテリー(MOT-MB20001)
実売価格7,990円
PD60W対応で、スマホからノートパソコンまですばやく充電可能。20,000mAhの大容量バッテリーにより、一般的なスマホなら約4回フル充電できます。USB- AとUSB-Cの2ポートを備え、2台同時充電にも対応。本体の充電もPD対応なので、PD30W対応のAC充電器なら約3時間で充電できます。デバイスに合わせて最適な給電を可能にする「スマートIC充電」対応。専用ポーチと充電用ケーブル2本付属。カラーは全2色。
MOTTERU
10,000mAh モバイルバッテリー(MOT-MB10001)
実売価格3,990円
重さわずか174gで、同容量のモバイルバッテリーでは国内最小・最軽量となるコンパクトモデル。USB -AとUSB -Cの2ポートを備え、2台同時充電も可能。スマホなら約2~3.5回のフル充電が可能な10,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。デバイスに合わせて最適な給電を可能にする「スマートIC充電」対応。専用ポーチと本体充電用のUSB-A to USB-Cケーブル1本が付属。カラーは全8色。
5 PD対応のUSBケーブルやAC充電器の合わせ買いがオススメ
PD対応のモバイルバッテリーを購入するなら、急速充電に対応したAC充電器とUSBケーブルを合わせて使うのがオススメです。スマホやモバイルバッテリー本体の充電にかかる時間がグッと短くなりますよ。
MOTTERU
Power Delivery65W対応AC充電器(MOT-ACPD65WU1)
実売価格4,480円
USB-AとUSB -Cの2ポートを備えたAC充電器。PD65W出力に対応(USB -C単体使用時)し、ノートパソコンの充電も可能。2ポート同時使用時は45W+18Wの合計63W出力で、スマホの急速充電も可能です。 デバイスに合わせて最適な給電を可能にする「スマートIC充電」対応。カラーは全8色。
MOTTERU
しなやかで絡まない シリコンケーブル
実売価格1,380円~(端子やケーブル長によって異なる)
やわらかく絡みにくいシリコン素材を採用した充電・データ転送対応のUSBケーブル。USB-C to USB-Cでは、60W出力に対応しているので、スマホの急速充電やPD対応ノートパソコンの充電も可能。5万回の折り曲げ試験を実施しており、断線に強い構造を採用しています。USBケーブルは、USB-A to USB-C / USB-C to USB-C / USB-A to Lightning / USB-C to Lightningのそれぞれ1.0mと2.0mがあります。オリジナルカラーのシリコンケーブルバンド1本が付属。カラーは全5~8色(モデルによって異なる)。
まとめ:「モバイルバッテリーは容量だけで選ばない」
このようにモバイルバッテリーを選ぶポイントは、バッテリー容量だけでなく最大出力やPD対応の有無、USBポートの数や規格、安全性など多岐に渡ります。価格と容量だけでなく、細かいスペックや仕様まで確認するようにしましょう。
特に今回ご紹介した「3 大容量モバイルバッテリーの選び方」の7つのポイントを参考に、自分の使い方や用途に適した大容量モバイルバッテリーを選んでみてください!
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