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2025.10.01 生活情報

もしもの災害に備えて!職場に必要な防災グッズとは

もしもの災害に備えて!職場に必要な防災グッズとは

2024年の年始、家族団らんで過ごしている最中に能登半島地震が発生しました。地震大国である日本では、いつどのような災害が発生するのか予測できません。寝静まった時間や、学校や仕事に出かけている時間に災害が起こる可能性も十分にあります。

そのため、企業は万が一の場合に社員やお客様を守り、そして会社の財産を残す努力が必要です。職場ではどのような防災対策が求められるのでしょうか?

そこで今回は、もしもの災害に対して職場で備えられる防災対策や防災グッズについて解説します。今後どのような災害が起こりうるのかを改めて確認し、防災意識を高めていきましょう。

 
どんな災害が起こりうる?改めて考えよう
災害が起こるとどうなる?危険やリスクを把握しよう
よく耳にする、災害時の「BCP」や「BCM」の意味とは
災害時に備えよう!職場で準備すべき防災グッズ

 

 

どんな災害が起こりうる?改めて考えよう

はじめに、日本ではどのような災害が起こる可能性があるのかについて、改めて確認していきましょう。災害の特徴を理解することで、もしもの時の適切な行動につながります。

 

地震・津波

地下の岩盤にずれが生じ、地上が揺れる現象を地震といいます。地震は、揺れの強さを10階級で表す「震度」が定められています。

また、津波は地震で発生した揺れにより海水が押し上げられ、高い波壁になって建物や住宅地に流れる現象です。津波の予測は現代の技術でもまだ難しく、予測よりも高い波が押し寄せる恐れがあります。

 

台風・竜巻

熱帯地方で発生した、最大風速が17m/s以上の低気圧を台風といいます。台風は、日本では7~10月にかけて多く発生し、上陸することで大雨や洪水、暴風、高潮などを引き起こします。

また、竜巻は大気が不安定な状態で起こる、激しい空気の渦巻きです。台風や積乱雲の影響を受けると、竜巻が発生しやすくなります。

 

豪雨・洪水
近年、大きな問題となっているのが短時間に激しい大雨が降る「集中豪雨」です。大雨が続くと、大雨特別警報や警報、注意報が発表され、川の増水によっては洪水警報や注意報が発表される場合があります。

 

土砂災害

大雨などの水害によって、斜面が急激に崩れ落ちる「がけ崩れ」が発生する恐れがあります。がけ崩れは、斜面の高さの2倍程度まで勢いよく崩れることも考えられます。

また、地すべりは地下水や重力によって、斜面が辺り一帯ごと下方にすべり落ちる現象です。家や建物だけではなく、木や田畑なども一緒にすべり落ちるため、被害が大きくなりやすい傾向があります。

 

落雷
積乱雲が発達し、溜まった静電気が地上に放たれる現象を落雷といいます。落雷は、どこにでも放たれる恐れがあり、屋外にいるのは危険です。室内や車内への避難は安全といわれていますが、念のため電気機器や車のドアからは離れるようにしましょう。

 

高潮
高潮は、海の水位が上昇する現象です。海上の低気圧や台風の上陸によって高潮が起こりやすくなります。高潮が発生すると、沿岸部の建物や農作物に被害が出たり、堤防が破壊されたりする恐れがあります。

 

干ばつ
雨量が少ない、あるいは長期間雨が降らないことで水不足が発生する現象を干ばつといいます。日本は雨量の多い季節があるため、深刻な干ばつが起こりにくいとされていますが、農作物が育ちにくかったり、乾燥して山火事が発生したりする恐れがあります。

 

大雪
大雪注意報が発表される程度以上の雪が降る現象を「大雪」といいます。スキー場や山間地帯では雪崩が発生しやすくなり、雪が止んだあとも路面が凍結する恐れがあります。

 

火山噴火
地下にあるマグマが、火山の頂上の火口から噴き出す現象を火山噴火といいます。日本には111の活火山があり、世界的にみても火山の多い国です。火山が噴火すると、火砕流や火山灰、溶岩流、噴石などの被害が発生する恐れがあります。

 

自然災害と人為災害

これまでご紹介してきた災害のように、異常気象などの自然的に発生する被害を「自然災害(または天災)」といいます。自然災害は、地域の地形や気候によって発生しやすい災害が変化します。例えば、日本では地震や台風の被害が多いのに対し、アメリカでは竜巻が、アフリカ諸国では干ばつの被害が多いです。

一方、人の手によって発生し、人や社会に被害を与える災害を「人為災害(または人災)」といいます。人為災害は、大気汚染や交通事故、火の不始末による火災、不備による建物の倒壊などが挙げられます。人為災害を起こさないためには、事故を未然に防ぐ一人ひとりの意識が大切です。

 

 

災害が起こるとどうなる?危険やリスクを把握しよう

次に、災害が発生することで引き起こされる危険やリスクを考えていきましょう。どのような危険があるのかを事前に把握し、十分な備えをすることが大切です。

 

避難所で生活しなければならない
地震や水害などによって家に住めなくなったり、避難指示が出て避難所で生活したりするリスクがあります。そのため、事前に避難場所を確認し、避難計画を立てておくことがポイントです。避難所での生活は、盗難や性的被害などの危険性も伴います。まずは急いで災害から避難することが大切ですが、プライバシーに配慮した避難グッズを準備しておきましょう。

 

電気やガス、水道が使用できない
災害時には、ライフラインが停止するリスクがあります。電気やガス、水道など、普段当たり前のように使用している機能が使えなくなることは非常に不便です。何も備えをしていない場合、夜は真っ暗で何も見えず、簡単な料理をすることさえできません。手洗いやお風呂に入れないことで、衛生面も悪化していきます。

 

情報が届かない
電気や電波が停止すると、スマートフォンも使用できなくなります。例えば「現在の復旧状況はどうか」「家族は怪我をしていないか」といった情報が入らなくなり、とても不安です。

 

食料や飲み物が足りない
食料や飲み物は、生命維持のために不可欠です。災害が大きいと、交通機関の乱れや避難所の満員で生活物資が手に入りにくくなる恐れがあります。

 

 

よく耳にする、災害時の「BCP」や「BCM」の意味とは

 

これまで、一般的な災害の内容やリスクについて解説してきましたが、企業でも災害から人員と財産を守る工夫が求められます。災害時には、職場で「BCP」や「BCM」が重要視されますが、正確な言葉の意味を理解している方は少ないでしょう。この項では、「BCP」と「BCM」の意味についてご紹介します。

 

BCP(事業継続計画)は、もしもの危機的事象から会社を守る
BCP(Business Continuity Planning)は、災害をはじめとするどのような危機的状況が訪れても、事業を停止させない、または一時停止しても早急な復旧を目指す計画のことです。自然災害のほか、事故やテロといった人為災害、新型コロナウイルスなどの感染症災害にも効果をもたらします。BCPを計画する際には、災害が発生する前と発生した後の両軸で対策を検討することがポイントです。事前対策は被害を最小限に抑えるため、そして事後対策は各業務の対応フローを整理し、実行性を高めるために計画します。

 

BCM(事業継続マネジメント)は、被害を抑えるための包括的なマネジメント
BCM(Business Continuity Management)は、災害やテロ、感染症などにおける緊急事態に対して、ビジネスの被害を最小限に抑えるための包括的なマネジメント活動のことです。BCPは事業を継続するために具体的な計画を立てる一方、BCMは事業を継続するために計画や改善、教育などのマネジメント活動全般を行います。企業が事業を継続していくためには、BCPを策定するだけではなく、策定したBCPをBCMとして維持し、更新を行うことがポイントです。BCMを効果的に実施するには、経営者レベルの責任者を配置し、体制を構築することが求められます。

 

 

災害時に備えよう!職場で準備すべき防災グッズ

ここからは、BCPやBCMを踏まえて職場に備えるべき防災グッズをご紹介します。防災グッズは、福利厚生として従業員に配ったり、共用アイテムとして保管したりすると安心です。

 

防災セット

福利厚生の一環として、入社時などに防災グッズが備わった防災セットを配ると良いでしょう。防災セットの中身は、ライトが一体型になったソーラーラジオや飲料水、乾パン、簡易トイレ、アルコールスプレー、アイマスク・耳栓、袋・軍手、救急セットなどがおすすめです。

責任者は、防災セットの飲料水や食料の賞味期限を管理し、適切に入れ替える指示を出します。防災セットは職場の各ロッカーなどで保管し、いつでも取り出せるようにしておきましょう。

 

防寒具

寒い季節に大きな災害が発生すると、電気やガスが使用できず凍える恐れがあります。そのため、職場には防寒具を備え、いつでも従業員に配れる準備をしておきましょう。防寒具には、防寒着やブランケット、使い捨てカイロ、カセットコンロなどがおすすめです。

 

モバイルバッテリー

災害で身動きが取れない時も、スマートフォンが使用できると安心です。災害の規模によっては、すぐに通信できない可能性もありますが、災害時の状況を撮影したり、ライトを使用したりする方法が考えられます。

そのため、スマホの充電がなくならないよう、職場にモバイルバッテリーを備えておくと良いでしょう。定期的にモバイルバッテリーの充電を行い、いつでも使えるようにしておくことが重要です。

 

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ソーラーパネル

長期的な停電などで電気が使えなくなってしまっても太陽光さえあれば、スマートフォンやモバイルバッテリーを充電できるので安心です。
折りたたんでコンパクトになるものなら、収納にも持ち運びにも便利です。

 

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マルチケーブル

iPhoneでもAndroidでも様々な端末に充電が可能なケーブルがあると便利です。
いざという時にケーブルが無くて充電ができない、とならない為にもモバイルバッテリーやソーラーパネルと一緒に準備しておくといいでしょう。

 

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