モバイルバッテリーの説明に書いてある「スマホ充電約○回」とは
モバイルバッテリーを選ぶときどのようなことを重視して選んでいますか? 〇〇〇〇mAh、〇〇W対応、スマホ約〇回充電可能、保証期間、繰り返し〇〇〇〇回充電可能、価格 などいろいろな情報があります。 今回はこの中で「スマホ充電約〇回」について説明いたします。
目次
◆「スマホ約〇回分の充電ができます」って何?
◆モバイルバッテリーの容量って?
◆スマートフォンのバッテリー容量って?
◆このモバイルバッテリーで何回充電できるのか?
◆モバイルバッテリーの定格容量とは?
◆定格容量で何回充電できるか計算しましょう
◆MOTTRUの取り組み
◆「スマホ約〇回分の充電ができます」って何?
よく見かける「スマホ約〇回分の充電ができます」という説明。
今回はこのスマホ約○回分の計算方法について紹介いたします。
モバイルバッテリーがどのくらい使えるか、何回スマートフォンを充電することができるかを知るためには、
まずモバイルバッテリーの容量とスマートフォンのバッテリー容量を知ることが必要です。
◆モバイルバッテリーの容量って?
モバイルバッテリー製品で目にする「mAh(ミリ・アンペア・アワー)」とは、一般的にバッテリー容量を表す単位です。1時間あたりに流せる電流の量を表しています。
たとえば、内蔵リチウムイオン電池 3.6V 10,000mAh と記載されている製品は「10,000mAの電流を1時間流せる容量の電池が入っている」という意味になります。
(モバイルバッテリーの容量「mAh」は、モバイルバッテリーのパッケージや製品本体に記載されています。)
◆スマートフォンのバッテリー容量って?
スマートフォンのバッテリー容量も同じように「mAh(ミリ・アンペア・アワー)」で表されます。
Androidの場合、製品仕様にバッテリー容量の記載がされていることが多いので、お使いのスマートフォンの製品仕様をご確認下さい。
iPhoneの場合、バッテリー容量は公開されていません。
弊社で調査結果したバッテリー容量を公開いたします。参考値としてご覧ください。
機種 | バッテリー容量 |
iPhone 15 | 3,349mAh |
iPhone 15 Plus | 4,383mAh |
iPhone 15 Pro | 3,274mAh |
iPhone 15 Pro max | 4,422mAh |
iPhone 14 | 3,279mAh |
iPhone 14 Plus | 4,325mAh |
iPhone 14 Pro | 3,200mAh |
iPhone 14 Pro max | 4,323mAh |
iPhone SE(第3世代) | 2,018mAh |
iPhone 13 | 3,227mAh |
iPhone 13 Mini | 2,406mAh |
iPhone 13 Pro | 3,095mAh |
iPhone 13 Pro Max | 4,352mAh |
◆このモバイルバッテリーで何回充電できるのか?
では例えば、10,000mAhのモバイルバッテリーで、iPhone 15 pro (3,274mAh)を充電する場合、何回充電することができるのでしょうか?
単純に割り算をすると、
10,000mAh(モバイルバッテリーの容量)÷ 3,274mAh(iPhone 15 proのバッテリー容量)で、約3回充電できる計算になります。
しかし実際にはこうはなりません。
先ほど説明しました製品やパッケージや製品に書かれている「10,000mAh」は、モバイルバッテリーの中のリチウムイオン二次電池の容量を示しています。
リチウムイオン二次電池の出力は3.6V~3.7Vなどの電圧になってます。
モバイルバッテリーはこのリチウムイオン二次電池の出力をスマートフォンなどで使われる5Vなどに変換して出力します。
この時、3.6V~3.7Vを5Vに変換するのに必要なエネルギーもリチウムイオン二次電池から使用するため、出力できる容量が変わってきます。
そのため(モバイルバッテリーの容量)÷(スマートフォンのバッテリー容量)のような単純な割り算で出た結果と実際の充電回数は異なります。
では、何回充電できるのでしょうか?
ここで重要なのは定格容量になります。
◆モバイルバッテリーの定格容量とは?
定格容量とは、モバイルバッテリーが実際に出力できる容量のことを示しています。
例えば、10,000mAhのモバイルバッテリーが実際に出力できる定格容量は5V出力の時約6,000mAhです。
この定格容量ですが、モバイルバッテリー本体に記載することが義務付けられています。
上の画像の製品では「5V/6200mAh」と記載されています。
このモバイルバッテリーの定格容量(実際に出力できる容量)は6200mAhであることを示しています。
◆定格容量で何回充電できるか計算しましょう
画像の製品で計算してみます。
計算式は
モバイルバッテリーの定格容量(実際に出力できる容量)÷スマートフォンのバッテリー容量
です。
6200mAh(モバイルバッテリーの定格容量)÷ 3,274mAh(iPhone 15 proのバッテリー容量)=1.89回
このモバイルバッテリーでは、iPhone 15 proを約1.9回充電できることになります。
(なぜ6200mAhのような数値になるのかは、ここでは書ききれないので別の回のコラムで説明いたします)
◆MOTTRUの取り組み
まだまだ分かりにくいこの『スマホ充電約〇回』や『定格容量(出力容量)』に関して、今後のMOTTERUの製品にはパッケージに下の画像のような記載を行い、お客様に分かりやすい製品を作っていきます。
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