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2024.11.08 スマホ・携帯防水ケース

防水ケースや防水ポーチの「防水」って、どれくらいの効果があるの?

防水ケースや防水ポーチの「防水」って、どれくらいの効果があるの?

 

「スマートフォンの防水ケースには、どんなものがあるの?」

「スマートフォンを水濡れから防ぎたい!でも使いやすさも大事!」

 

とお考えの方へ。昨今では、スマートフォン自体に防水機能があるものが増えてきました。しかし完全防水ではなく、水没などの水濡れによるトラブルが後を絶ちません。

 

スマートフォンを水濡れから守るためには、防水ケースの活用がおすすめです。防水ケースにはハードタイプやソフトタイプがあり、使うシーンや用途に合わせて選ぶことができます。

 

この記事ではスマートフォンの防水ケースについて、主な種類や防水性能を表す単位、ケースの選び方を解説します。

 

防水ケースにはどんなものがある?
防水の定義とは?
防水と止水の違いとは?
スマートフォンを水から守るためにチェックするポイントは?

 

 

 

防水ケースにはどんなものがある?

 

 

スマートフォンの防水ケースには、以下のような種類があります。

 

  • ストラップタイプ・ポーチタイプ
  • ハードタイプ
  • フロートタイプ

 

それぞれの特徴やメリットについて、順番に解説します。

 

 

ストラップタイプ・ポーチタイプは両手が空いて使いやすい

スマートフォンの防水ケースとして、ストラップタイプやポーチタイプは使いやすく人気があります。

 

紐が長く首や肩に掛けて使うことができるので、両手がふさがりません。ハンズフリーで使えるため利便性が高く、プールや海・川遊びといったレジャーにも大変人気です。

 

ストラップタイプやポーチタイプの防水ケースは、一般的にスマートフォンよりも大きめに作られています。そのため機種を気にする必要もなく、スマートフォンと一緒にカードや小銭、コインロッカーのカギなども収納できる点が大きな魅力です。

 

またストラップやポーチタイプの防水ケースは、価格が安くデザインも豊富に展開されています。スマートフォンを機種変更しても長く使えるので、1つ持っておいて損はありません。

 

 

ハードタイプは衝撃にも強い

スマートフォンの防水ケースの中で、ハードタイプは衝撃の強さが大きな魅力です。プラスチックや金属・ポリカーボネート(PC)という素材で作られることが多いハードケースは、山などのアウトドアでも役に立ちます。

 

またハードケースは普通のスマホケースでも多いタイプなので、日常生活で装着しても違和感がありません。雨の日にも浸水の心配がないので、防水ケースに付け替えるのが面倒な方にもハードケースがおすすめです。

 

ハードケースの中にはスタンドタイプ・マグネットタイプもあり、お風呂やキッチンでスマートフォンを使いたい時に大変おすすめです。

 

ただハードケースの場合、対応機種が決まっています。機種変更するとほとんどの場合ハードケースが使えなくなるので、この点だけ要注意です。

 

 

フロートタイプはお風呂や海におすすめ

防水ポーチの中には、水に浮く「フロートタイプ」もあります。フロートタイプなら、もし防水ケースのストラップが外れたりうっかり落としたりしても、沈んでしまうリスクがありません。

 

そのため、川遊びや海・プールといったシーンにおすすめです。

 

スマートフォンはiPhone・Androidともに防水機能を備えている機種が多いですが、スマートフォン単体では水に浮きません。そこでフロートタイプの防水ケースを装着しておけば、万が一水や海で落としてしまっても浮いてくれるので安心です。

 

防水の定義とは?

 

水がある環境でもスマートフォンを安全に使うためには、防水性が大変重要です。ここでは「防水」の定義や、防水性を表す単位とその目安について解説します。

 

「防水」とは液体や水が入り込まない状態のこと

防水とは文字通り水を防ぐ機能のことで、生地の裏側まで水を通さないことを指します。防水性が高いほどケース内部への水の漏れや浸透を防ぐ力が高く、水の侵入を許しません。

 

昨今では、iPhoneもAndroidもスマートフォン自体に防水加工を施した機種が増えています。これは多くの場合、スマートフォンの隙間にゴムパッキンを取り付け、水筒のように隙間をふさぐことで水が入らないようにしているのです。

 

iPhoneやAndroidの公式サイトをチェックすれば、自分が持っている機種がどれくらい防水性があるのか確認できます。

 

しかしスマートフォンの防水性が高まっていても、水に濡れたり落としたりして水没するトラブルはゼロにはなっていません。これは機種によって耐水性・防水性能の高さに違いがあったり、経年劣化によって性能が衰えたりしているためです。

 

スマートフォンは数万円~十数万円するほど高価な電子機器ですから、“つい、うっかり”というミスを防ぐためにも防水ケースは欠かせません。

 

防水ケースは「IPコード」という単位で保護の程度を表している

防水性能には「IPコード」というIEC(国際電気標準会議)やJIS(日本工業規格)で定められた規格があります。

IPコードはInternational Protectionの意味であり、IPxxのようにIPに続く2つの数字であらわされます。1つ目の数字が、外来固形物に対する保護いわゆる「防塵」の性能を示し、2つ目の数字が、水の浸入に対する保護いわゆる「防水」の性能を示しています。

 

防水に関しては、以下のように0~8の9段階で防水度合いが異なります。

 

  • IPX0…防水性なし
  • IPX1…鉛直に滴下する水に対し、有害な影響を受けない
  • IPX2…15℃以内で傾斜した時、鉛直に滴下する水によっても有害な影響を受けない
  • IPX3…鉛直から60℃以内の噴霧水による水によって有害な影響を受けない
  • IPX4…いかなる方向からの飛沫によっても有害な影響を受けない
  • IPX5…いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない
  • IPX6…いかなる方向からの暴噴流の水によっても有害な影響を受けない
  • IPX7…既定の圧力および時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない
  • IPX8…IPX7より厳しい条件下で継続的に水中に沈めても有害な影響を受けない

 

上記の通り、防水性の単位は数字が大きいほど性能が高くなります。スマートフォンの防水ケースにはこの単位が表示されているので、購入時はぜひチェックしてみてください。

 

またスマートフォンを周りの環境から保護するためには、防水だけでなく「防塵」も意識したいところです。防塵性は0~6の7段階で表示されます。防水性と同じように数字が大きくなるほど防塵性能は高くなると覚えてください。

 

 

防水と止水の違いとは?

 

 

防水と似た言葉に「止水」があります。止水とは漏水している部分を見つけて、その部分を塞ぐことで水を止めることを指します。

 

スマートフォンの防水ケースやポーチを使っているのに水が侵入していた場合、一部が壊れたり穴が空いたりして水が入るようになっているかもしれません。そこを特定できたら、防水シールなどで塞ぎ「止水」をすることで再び防水性を保つことができる場合があります。

 

しかし防水シールが剥がれたらまた漏水はするので、何度も取れるなら防水ケース自体を買い替えた方が良いでしょう。

 

 

スマートフォンを水から守るためにチェックするポイントは?

スマートフォンの防水ケースを選ぶときは、以下の4つをチェックしてみてください。

 

  • サイズ
  • 防水ケースの閉じ方
  • 画像や動画が綺麗に撮れるか
  • スタンドタイプor持ち運びできるタイプ

 

それぞれについて、順番に解説します。

 

サイズ

スマートフォンの防水ケースはさまざまなサイズがあり、自分の使い方や機種に合ったものを選ぶことが重要です。

 

ハードタイプの防水ケースなら、自分のスマートフォンの機種に対応したものを選ぶ必要があります。しかしクリアケースなどのソフトタイプなら、ある程度余裕を持ったサイズで作られています。横幅・縦幅を確認して、自分のスマホが収まるサイズであればOKです。

 

海やプール用の防水ケースであれば、小銭やコインロッカーのカギ、カードなども収納できればより利便性が上がります。

 

しかしソフトケースならスマートフォンと密着したほうが操作性やカメラの写りの良さは上がるので、収納を重視するかスマホの操作性を重視するかで決めるのがおすすめです。

 

防水ケースの閉じ方

せっかく防水機能が高い防水ケースを買っても、しっかり閉じていなければ水を防げません。閉じたつもりが閉じられていなかった、ということもあるので注意が必要です。

スマートフォンの防水ケースには、水が入りにくい「ロックレバー式」のタイプがあります。これはケースを閉めた後にロックする部分が付いたタイプのことで、ロックしたかどうか一目でわかるので大変おすすめです。

ロックレバー式なら少ない手間でしっかり密封できるので、何度もスマートフォンを出したり入れたりした時の閉め忘れを防ぐこともできます。

 

また、「止水ファスナー」と呼ばれるファスナーテープの表面をポリウレタンフィルムでラミネートすることにより、水の侵入を防ぐ処理をしたファスナーを採用した防水ケースもあります。ポーチタイプなどで採用されており、スマートフォンだけでなくカードや小銭、鍵なども入れることが出来て大変便利です。

 

どちらのタイプも説明書を読みしっかりと閉じた状態で使用することが大切です。

 

画像や動画が綺麗に撮れるか

 

防水ケースのクリア部分の透明度が高いタイプなら、ケースに入れたままロックを解除したり、撮影や通話をしたりできます。

 

スマートフォンを一度防水ケースに入れたら、なるべく取り出さずに操作したいものです。せっかく防水ケースを使っていても、スマートフォンを操作するたびにケースから取り出していたら、いつか落としてしまうかもしれません。

 

また、防水ケースがスマートフォンと密着するほど操作性は上がります。スマートフォンを入れる際も、なるべく空気が入らないようにすることもポイントです。

※水中での操作はできません。

 

スタンドタイプor持ち運びできるタイプ

スマートフォンを水濡れから守りたいシーンは、海やプールといったレジャーやアウトドア、キッチンやお風呂といった日常生活など様々です。防水ケースを探すときは、使うシーンに合ったものを選ぶようにしてください。

 

例えばお風呂やキッチンで使うなら、スタンドタイプの防水ケースが使いやすいです。海やプールといったレジャーなら、常に携帯できるストラップタイプなどが向いています。

 

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