今だからこそ見直しておきたい!もしものときの防災グッズ
一般財団法人 国土技術研究センターが公表するデータによると、2022年時点で日本の国土は全世界のわずか0.29%しかないとのこと。それなのに、マグニチュード6以上の地震の18.5%が日本で発生しており、活火山の7.1%が日本にあるそうです。
台風や火山噴火以外にも、日本には災害が多く、死者や行方不明者も多発しています。海外に比べて災害が多く発生する日本で自分たちの身を守りながら暮らしていくためには、日頃からしっかりと準備をしておくことが大切です。
日本では防災の日が設けられていることを知っていますか?この記事では、防災の日についてや、日本で発生する可能性のある災害、災害へ向けての準備や調べておきたいこと、おすすめの防災グッズについてご紹介します。
出典: 一般財団法人 国土技術研究センター|国土を知る / 意外と知らない日本の国土
防災の日っていつ?その起源は?
毎年9月1日が、「防災の日」です。防災の日は1960年(昭和35年)6月17日の閣議で制定され、その後1982年(昭和57年)5月11日には、防災の日(9月1日)を含めた1週間を「防災週間」にすると制定されました。
防災の日が9月1日になったのは、1923年(大正12年)の「関東大震災」が発生した日に由来しています。また防災の日が閣議決定した前年に発生した、戦後最大の台風である「伊勢湾台風」も大きく関係しています。
災害の日および防災週間は、地震や風水害などについて国民一人ひとりが広く認識を深めて、対処の心構えを準備しようという狙いがあります。
それぞれが家庭や職場で被害を最小限に止めたり、二次被害を受けないためにはどうしたら良いのかを考えて、行動する日を作ろうというのが防災の日ができた経緯です。
出典:内閣府 防災情報のページ|「防災の日」及び「防災週間」について
身近に潜んでいるかも?災害の種類や内容を押さえておこう
日本で発生する恐れが高い自然災害・気象災害には、以下のようなものがあります。災害へ向けて準備する前に、それぞれについてどのような災害に見舞われるのか知っておくことが大切です。
地震
地震は、地中にあるプレート(岩盤)のひずみやズレが発生した際や戻る際に起こる現象です。日本には、地球上にある10数のプレートのうち4つがあることから、地震が多く発生しています。過去には、関東大震災や阪神・淡路大震災、東日本大震災といった大規模な地震が発生しました。
地震が起きると、津波や建物倒壊、土砂崩れ、火災などの被害が起こる可能性があります。
津波
津波は地震によって起こるのですが、正確に予測することはできないため、できるだけ早く高い場所に避難することが重要です。
津波は一回来たら終わりではなく、第一波、第二波、第三波というように複数回にわたって起き、後になるほど波が高くなることがあります。そのため、第一波が引いたからと安心するのではなく、津波警報や津波注意報が解除されるまで家に帰らないようにしましょう。
大雨・台風
台風が接近・上陸すると、大雨や洪水、高波、高潮、暴風などをもたらすため、川の氾濫やがけ崩れ、土石流、地滑りなどの災害が発生しやすくなります。近年では、狭い範囲で大雨が降ることが多く、川の増水や住宅や道路の浸水、地下の水没などの被害が多発しています。
日本では7月から10月にかけて多く発生し、中でも9月には熱帯低気圧が発生しやすいため、特に注意が必要です。
竜巻
竜巻は、積乱雲が発達することで、強い上昇気流が生まれることで生じる渦巻のことです。積乱雲が発生しやすい低気圧や関連前線、台風などに伴って竜巻が発生します。
竜巻は威力が強く、建物を倒壊させたり、車を吹き飛ばしたりする恐れがあります。全国各地のあらゆる場所で発生し、特に9月と10月にかけて発生することが多いです。
雪害
雪による災害で代表的なものは、豪雪地帯で起こる雪崩(なだれ)や除雪中(雪下ろしや雪かき中)の事故です。特に除雪中の事故は非常に多く、屋根からの転落や落石、水路への転落などが多く起こっています。
また、普段はあまり雪が降らない地域でも、路面凍結による交通事故や歩行中の転倒事故などが起こることがあるため、早朝に移動する際には注意が必要です。
土砂災害
台風や大雨によって山や崖が崩れると、川や雨の水と混ざって土砂災害が起こる可能性があります。土砂災害が起こる恐れがある地区は「土砂災害警戒区域」などに指定されているので、自分の家が該当地区でないかをあらかじめ確認しておく必要があります。
火山噴火
火山の噴火によって発生するものも自然災害になります。日本には、111個の活火山があるので、火山噴火による噴石やガス、火砕流などの災害に巻き込まれる可能性があります。
災害へ向けての準備や調べておきたいこととは?
災害から命を守るためには、普段から災害に関する知識を身に着けておいたり、準備をしておくことが大切です。ここでは、個人で災害へ向けて準備や調べておきたいことについてご紹介します。
家の中の家具が倒れてきたり窓ガラスが割れたりしないように対策する
大きな地震が発生すると、家具が倒れてきたり窓ガラスが割れたりする恐れがあるため、あらかじめ対策を行っておくことが大切です。
災害へ向けて対策するうえで覚えておきたいのが、「大地震が発生すると家具はかならず倒れる」ということです。家具が倒れても、下敷きになったり出入り口をふさいだりしないように、家具の配置や向きを工夫しましょう。
特に寝室や子供部屋などに置く家具は最小限にして、できるだけ背の低い家具を使用し、壁に固定するなどの対策を行うのがおすすめです。
家具を固定する方法などについては、以下のサイトが参考になるのでぜひ確認してみてください。
警戒レベルとは?どのレベルから非難する必要がある?
災害が発生すると、命に関わる危険度に合わせて警戒レベルが発表されます。警戒レベルには1~5まであるのですが、それぞれどのような意味があるのかを知っておきましょう。
警戒レベル | 対応方法 |
1 | 早期注意報 |
2 | 大雨・洪水・高潮注意報 |
3 | 高齢者等避難 |
4 | 避難指示 |
5 | 緊急安全確保 |
引用:内閣府 防災情報のページ|避難情報に関するガイドラインの改定(令和3年5月)
避難が必要になるのは警戒レベル3からで、各市町村から発令されます。警戒レベル5になると、すでに災害が発生していたり非常に危険な状況になっていることを意味します。危険な場所から避難できなくなる恐れが高くなるため、警戒レベル4になったら全員が危険な場所から避難所などに避難しておく必要があります。
災害へ向けて備えておきたい備蓄品
災害が起きると、電気や水道、ガス、通信などといったライフラインが止まってしまう恐れがあります。そのため、ライフラインが止まったとしても、数日間は生活できるだけの備蓄品を用意しておくことが大切です。
災害時に備えておきたい備蓄品には、以下のようなものがあります。
・飲料水:1人あたり1日3リットルを目安
・食品:ご飯(1人あたり5食分)、ビスケット、乾パン、板チョコなど
・貴重品(現金、印鑑、健康保険証、銀行の通帳など)
・着替えの下着や衣類
・ティッシュペーパー、トイレットペーパーなど
・救急用品(消毒液やばんそうこう、包帯、常備薬など)
・ヘルメット、マスク、軍手など
・懐中電灯
・カセットコンロ
・ろうそく、マッチ
・毛布、タオルなど
・携帯ラジオ、予備電池(モバイルバッテリーなど)
すぐに助けが来るとも限らないので、これらの品を最低3日分〜7日間分用意して、リュックサックなどに詰めて、いつでも持ち出せるように準備しておきましょう。
他にも人によっては、必要になるアイテムが異なるはずです。政府が災害時の避難の際に持っておくと良いものを一覧にしたチェックリストを公表しているので、備蓄品を用意する際に利用すると良いでしょう。
家族同士で安否確認をする方法を決めておく
災害はいつ起きるか分からないため、家族が別々の場所にいる時に災害に巻き込まれる可能性があります。災害が発生すると、スマホの回線が繋がりにくくなることもあるので、家族と連絡がつかないと心配で仕方ありませんよね。
そこで日頃から連絡が取れない場合に、どうやって安否確認をするのかや集合場所を決めておきましょう。
安否確認方法に活用できるサービスは、以下の通りです。
・(局番なし)171:災害用伝言ダイヤル→電話をかけた人が伝言を録音することができ、電話番号を知っている家族などが伝言を聞くことができます。
・災害用伝言板→スマホからインターネットに繋げて、文字で伝言を残せます。
災害用伝言ダイヤルや災害用伝言板の詳しい使い方は、総務省のホームページで確認できるので、登録方法や確認方法などをしっかりと確認して家族と共有しておきましょう。
避難場所や避難経路の確認をしておく
災害が発生してからでは冷静な判断をするのは難しくなるため、いざという時のためにも、避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。避難場所や避難経路は、各自治体のホームページや国土交通省のハザードマップポータルサイトなどで調べられます。
今から準備しておこう!オススメの防災グッズ7選
万が一の災害に備えて準備しておきたいものには、非常食や飲料水など絶対に必要なものが数多くありますが、悩むのがどこまで揃えておけばいいのかというところでしょう。ここでは、水や食料以外で、あると非常に便利な災害時に活躍するオススメの防災グッズをご紹介します。
モバイルバッテリー
災害時は救助要請や家族の安否確認の連絡をする際に、スマホを使う機会が高くなります。スマホの充電が切れると連絡が取れなくなるので、充電するためのモバイルバッテリーは一台は必ず持っておきたい防災グッズです。
スマホの充電を確保することは、災害時には重要になるため、できれば急速充電に対応した大容量のものを選ぶのがおすすめです。
PD60W出力対応 モバイルバッテリー 大容量20,000mAh スマホ約4回分充電 2年保証(MOT-MB20001)
大容量の20,000mAhのモバイルバッテリーは防災グッズとして大活躍です。20,000mAhのモバイルバッテリーの中では重さ約350gと国内最小クラスでとてもコンパクトです。
2台同時に充電もできるので、家族でいっしょに使用することができます。
USB PD対応のノートPCへの充電も可能でビジネス用としても使用ができる一石二鳥なモバイルバッテリーです。
ソーラーパネル
災害時はライフラインが止まる可能性が高いため、スマホやモバイルバッテリーのバッテリーがなくなると充電できなくなります。そんな時に活躍するのが、ソーラーパネルです。ソーラーパネルは、太陽光を活用して発電することで電力に変換するパネルのこと。
太陽の光を取り込むことができれば、電気が使えなくても、スマホやタブレット、ポータブルゲーム機などの充電ができるため、災害時に大活躍します。
太陽の力で発電 USBソーラーパネル 防災にもアウトドアにも かしこく充電対応 USB-A 2ポート 合計20W出力 スタンド付き 2年保証(MOT-SOLAR24)
発電効率の良い4枚パネルを使用しており、パネル出力最大24Wでスマホを急速充電してくれます。
通常のモバイルバッテリーと違い、太陽光で充電するので残量を気にする必要もありません。
懐中電灯・ランタン
災害はいつ起こるか分からないだけでなく、停電することもあります。家で過ごすにしても、避難場所に行くにしても、暗闇の中を移動するのは危険なので、懐中電灯は用意しておきたいところです。
手回しタイプのものや防水機能が付いたものを選ぶと良いでしょう。
ロウソクは火事になる恐れがあるので、懐中電灯やランタンを使用するのがおすすめです。
携帯ラジオ
災害時は状況がその都度変わるので、常に最新情報を入手できる状態を作っておくことが大切です。スマホでも最新情報を入手することは可能ですが、ライフラインが止まっている状態ではスマホのバッテリーをできるだけ残しておきたいもの。
そこで有効なのがラジオです。ソーラーパネルが付いているものや、手回し充電できるものであれば、電気や電池がなくなっても使えるので安心です。
簡易トイレ
災害時にライフラインが止まると、水道が止まるため、トイレが使えなくなることがあります。そんな時に、簡易トイレがあると助かります。簡易トイレは、非常に軽いため、持ち出し用ポーチに一枚入れておけば安心です。
簡易トイレと一緒に、トイレットペーパーやウェットティッシュなどもあるとなお良いでしょう。
防寒具・アルミブランケット
冬はもちろん春や秋でも夜になると気温が一気に下がる日があるので、防寒グッズは重宝します。通常の毛布やブランケットはかさばるため、持ち運びには適しません。
コンパクトに折りたためるアルミ製のブランケットなら、防災リュックに入れておいても場所を取りません。
小型テント
避難場所には多くの人が集まるため、プライバシーを守ることができません。大きなテントでなくても、1人~2人用の小型テントがあるだけでも、トイレや着替えをする際などの時に活躍します。
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