災害時に持っておきたい「モバイルバッテリー」。選び方のおすすめポイントは? 何を備えればいいの?
地震や雪による雪害など、自然災害はいつ・どこで起こるかわかりません。現在では災害状況や避難情報などをスマホやパソコンから入手することが増えていますが、停電した際や避難所などでは、そのような端末を充電するための電源を確保することも難しくなります。そのため、災害発生時には、個人や家庭ごとに緊急時用の充電手段を用意しておくことが重要に。
そこで役立つのが、コンセントがない場所でもスマホの充電ができる「モバイルバッテリー」。日ごろからモバイルバッテリーを用意しておけば、いざという時の助けになります。そこで今回は、モバイルバッテリーの選び方を分かりやすく紹介していきます。
1 モバイルバッテリーを選ぶポイント
2 もしものときにあると便利な「ソーラーパネル」
3 非常時にバッテリーを長持ちさせるコツ
4 おすすめのモバイルバッテリー
1 モバイルバッテリーを選ぶポイント
モバイルバッテリーを選ぶ際にチェックしたいのは「容量」「USBポート数/形状」「急速充電対応の有無」の3つです。1つずつ解説していきましょう。
1-1.「容量」は用途に応じて選ぼう
モバイルバッテリーの容量とは、本体に貯めておける電力量のこと。容量が大きければ大きいほどたくさんの電力を貯めておけるので、より多く充電することができます。しかし、バッテリー容量が大きくなれば、それに比例して本体の大きさや重さなども増えるため、容量だけで選ぶと持ち歩くのが面倒になることも。また、容量が大きくなると、モバイルバッテリー自体を充電するための時間も長くなります。用途を考えて、使い方に合った容量のものを選ぶことが重要です。
【日常使いならコンパクトな5,000~10,000mAhモデル】
バッグやポーチなどに入れて日常的に持ち運ぶ普段使いには、コンパクトなサイズで軽量なものが多い5,000~10,000mAh程度のモバイルバッテリーが最適でしょう。スマホを1~2.5回フル充電できるので、うっかりスマホを充電し忘れたときでも慌てずに充電できます。また、この容量クラスの製品は本体の充電にかかる時間も短めなので、出かける前にすばやく充電して持ち出すことができるメリットも。
↑MOTTERUの10,000mAh モバイルバッテリー(MOT-MB10001)
↑MOTTERUの5,000mAh モバイルバッテリー(MOT-MB5001-EC)
【防災の備えには大容量20,000mAhモデルがオススメ】
もしものときの備えとして自宅に備蓄しておくなら大容量な20,000mAh~のモデルを選ぶとよいでしょう。スマホを4~5回フル充電できるので、家族全員分の端末を充電することもできます。また、スマホだけでなくデジカメやポータブルオーディオ機器など様々な端末をたっぷり充電できるので、ちょっとした旅行や出張、アウトドアなどに携帯するのもオススメです。
↑MOTTERUの20,000mAh モバイルバッテリー(MOT-MB20001)
1-2.「USB端子(ポート)」の数や形状は要チェック
モバイルバッテリーは、USB端子(ポート)に充電ケーブルを挿して充電や給電を行います。USBポートには、本体を充電するための「入力ポート」と、本体から端末に給電するための「出力ポート」の2種類があります。
まずチェックしておきたいのは、それぞれのUSB端子の形状です。最も一般的な「USB- A」のほか、モバイル端末で主流となりつつある「USB-C」、少し前の製品に多く採用されていた「USB microB」と、ひと口にUSB端子といっても様々な規格があります。手持ちの充電ケーブルを確認して、ケーブルに合った端子を備えた製品を選びましょう。よく確認せずに購入してしまうと、いざというとき端子の形状が合わず充電ができない、ということにもなりかねません。
↑USB-Aの端子
↑USB-Cの端子
また、モバイルバッテリーが同時に給電できる端末の数は、出力用USBポート数とイコールとなる場合がほとんど。災害時の備蓄用として考えるなら、家族のスマホを同時に充電することも考慮して最低でも出力ポートは2つ以上欲しいところです。
1-3.いま選ぶなら「PD対応」は必須条件に
USB -Cの普及に伴い、新たな充電規格「PD(Power Delivery)」が登場しました。このPDは従来よりも大きな電力を扱えるため、これまでUSBで給電できなかったノートパソコンなどの電力消費量が大きい機器などにも対応するほか、PD対応の端末をより高速かつ効率的に充電できるのが特徴です。
例えば、スマートフォンをバッテリー残量0%から50%まで充電するのにかかる時間で見た場合、PD対応かどうかでその差が約3倍にもなります。
・一般的なAC充電器5W(5V/1A)で充電した場合:約1時間30分
・PD対応のモバイルバッテリー20W(9V/2.2A)で充電した場合:約30分
また、モバイルバッテリー本体を充電する際にもPD対応であれば充電速度が大幅に短縮できます。20,000mAhの大容量モデルの場合、PD対応AC充電器を使うと充電にかかる時間は約3.7倍も早くなります。
・一般的なAC充電器5W(5V/1A)で充電した場合:約11時間20分
・PD対応のAC充電器65W(20V/3.25A)で充電した場合:約3時間
充電にかかる時間を大幅に短縮できるため、もはやPD対応は必須と言えるでしょう。
↑MOTTERUのモバイルバッテリーにはPDの表示が
2 もしものときにあると便利な「ソーラーパネル」
災害による停電が長引いた場合、モバイルバッテリーだけでは対応しきれないことも予想されます。そこで検討したいのが、太陽光で充電できる「USBソーラーパネル」。日光のエネルギーを電力に変換してUSBから出力できるため、緊急時の電源として活用できます。また、モバイルバッテリーを組み合わせれば、昼間にモバイルバッテリーの充電をしておき、日が沈んだ後はUSB給電タイプのLEDライトの電源として使うなど、より柔軟な使い方が可能に。普段はアウトドアやキャンプなど、屋外のレジャーで活用することもできるので、モバイルバッテリーと合わせて一家に一台は備蓄しておきたいですね。
↑USBソーラーパネル。キャンプやアウトドアでも活躍
3 非常時にバッテリーを長持ちさせるコツ
このほか、もしものときにスマホのバッテリー消費を抑えて長く使えるためのテクニックを紹介しましょう。これらを覚えておくと、災害時により長くスマホを使うことができるようになります。いざというときのために、日ごろから省電力で使う訓練をしておくとよいでしょう。
・スマホの設定を「省電力モード」「バッテリーセーバーモード」などに変更する
・画面の明るさをなるべく暗くしておく
・画面表示をダークモードに設定する
・スリープ(画面消灯)までの時間を短く設定する
・BluetoothやWi-Fiなどの通信機能を使わないときはオフにしておく
・GPS機能を必要に応じて制限する
・不要なアプリを起動していたら終了させる
≪ここまでのまとめ≫
災害はいつ起こるのかわからないため、日ごろの備えが重要となってきます。防災グッズや非常食、飲料水に加え、モバイルバッテリーやUSBソーラーパネルといった充電製品も備蓄しておくと安心です。また、停電に備えて電気を使わずに過ごす訓練や、スマホのバッテリー消費を抑えるための設定方法などを確認しておくことも重要です。
・停電に備えモバイルバッテリーを用意しておこう
・モバイルバッテリーは用途に応じて容量を選ぼう。備蓄用なら大容量モデルがオススメ
・モバイルバッテリーのUSB端子が手持ちの充電ケーブルに合っているか確認しよう
・急速充電(PD)対応のものを選ぶと充電時間を短縮できる
・停電が長引く場合を想定し、太陽光で充電できるソーラーパネルを備蓄しておくのも◎
・いざというときのためにスマホの省電力設定を覚えておこう
4 おすすめのモバイルバッテリー
日常使いにも最適な軽量コンパクトタイプ
丸みを帯びた長方形のボディで、重さは約98gと国内最小最軽量クラスの超コンパクトなモバイルバッテリー。容量5,000mAhでスマホを約1回フル充電できます。USB PD 20W対応。便利な専用ポーチと本体充電用のUSBケーブル1本が付属(USB-A to USB-C充電・データ通信シリコンケーブル約30cm)します。カラーは全6色で、好みの色を選べます。
国内最小最軽量 モバイルバッテリー 大容量10,000mAh スマホ約3回分充電 2年保証(MOT-MB10001)
重さわずか174gで、同容量のモバイルバッテリーでは国内最小・最軽量となるコンパクトモデル。USB-AとUSB -Cの2ポートを備え、2台同時充電も可能。スマホなら約2回のフル充電が可能な10,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。デバイスに合わせて最適な給電を可能にする「かしこく充電」対応。専用ポーチと本体充電用のUSBケーブル1本が付属(USB-A to USB-C充電・データ通信ケーブル約30cm)。カラーは全8色。
防災用としても最適な大容量タイプ
PD60W出力対応 モバイルバッテリー 大容量20,000mAh スマホ約4回分充電 2年保証(MOT-MB20001)
PD60W対応で、スマホからノートパソコンまですばやく充電可能。20,000mAhの大容量バッテリーにより、一般的なスマホなら約4回フル充電できます。USB -AとUSB-Cの2ポートを備え、2台同時充電にも対応。本体の充電もPD対応なので、PD対応のAC充電器なら約3時間で充電できます。デバイスに合わせて最適な給電を可能にする「かしこく充電」対応。専用ポーチと充電用ケーブル2本付属(USB-A to USB-C充電・データ通信ケーブル約30cm、USB-C to USB-C充電・データ通信ケーブル50cm)。カラーは全2色。
すばやく充電できるPD対応のUSBケーブル
各端子ごとにご用意しております
しなやかで絡まない シリコンケーブル 急速充電 データ転送対応 USB-C to USB-C 2m カラバリ全8色 2年保証(MOT-SCBCCG200)
しなやかで絡まない シリコンケーブル 急速充電 データ転送対応 USB-C to USB-C 1m カラバリ全8色 2年保証(MOT-SCBCCG100)
しなやかで絡まない シリコンケーブル 急速充電 データ転送対応 Apple MFi認証品 USB-C to Lightning 2m カラバリ全6色 2年保証(MOT-SCBCLG200)
しなやかで絡まない シリコンケーブル 急速充電 データ転送対応 Apple MFi認証品 USB-C to Lightning 1m カラバリ全6色 2年保証(MOT-SCBCLG100)
しなやかで絡まない シリコンケーブル 急速充電 データ転送対応 USB-A to USB-C 2m カラバリ全8色 2年保証(MOT-SCBACG200)
しなやかで絡まない シリコンケーブル 急速充電 データ転送対応 USB-A to USB-C 1m カラバリ全8色 2年保証(MOT-SCBACG100)
しなやかで絡まない シリコンケーブル 充電 データ転送対応 Apple MFi認証品 USB-A to Lightning 2m カラバリ全8色 2年保証(MOT-SCBALG200)
しなやかで絡まない シリコンケーブル 充電 データ転送対応 Apple MFi認証品 USB-A to Lightning 1m カラバリ全8色 2年保証(MOT-SCBALG100)
やわらかく絡みにくいシリコン素材を採用した充電・データ転送対応のUSBケーブル。5万回の折り曲げ試験を実施しており、断線に強い構造を採用しています。オリジナルカラーのケーブルバンド1本が付属。カラーは全6~8色(モデルによって異なる)で、モバイルバッテリーとのカラーコーディネートも楽しめます。
停電しても太陽光で充電できるUSBソーラーパネル
太陽の力で発電 USBソーラーパネル 防災にもアウトドアにも かしこく充電対応 USB-A 2ポート 合計20W出力 スタンド付き 2年保証(MOT-SOLAR24)
発電効率のよい4枚のパネルとスタンドを備えた折りたたみ式のソーラーパネル。USB-Aポートを2つ備え、合計20Wの出力が可能。1ポート使用時は最大5V/2.4A出力でスマホなどの急速充電も可能です。デバイスに合わせて最適な給電を可能にする「かしこく充電」対応。パネル部分はIP65の防塵・防水設計で屋外でも安心して使用できます。使わないときはコンパクトに畳んでおけるので、持ち運びや保管も場所を取らず便利。災害時の電力確保にも最適です。
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