【新商品紹介】25000mAh PD140W出力 モバイルバッテリー MOT-MB25001

新商品の紹介です。
25000mAhの大容量。PD140W出力のモバイルバッテリー MOT-MB25001-BK
技術担当のこだわりを込めた製品です。
モバイルバッテリー 25000mAh PD140W出力 残量表示ディスプレイ PSE適合製品 シリコンケーブル付属 全1色 2年保証(MOT-MB25001)
◆パソコンに充電できるモバイルバッテリーを作る
◆何故、ノートパソコンとの相性問題が発生するのか?
◆ノートパソコンに安定して充電するには?
◆PD100Wを安定して出力します
◆50cm 240W Type-C to Type-Cケーブルを作りました
◆パススルー45W出力対応
◆パソコンに充電できるモバイルバッテリーを作る
外出時にノートパソコンを使う方は、電源の確保に苦労していると思います。
弊社にもMOT-MB20001というPD充電のノートパソコンに対応したロングセラーモデルがあり好評を得ています。
PD60W出力対応 モバイルバッテリー 大容量20,000mAh スマホ約4回分充電 2年保証(MOT-MB20001)
しかし、MOT-MB20001でPD充電のノートパソコンを充電しようとすると、まれに相性問題が発生して充電出来ないノートパソコンがあります。
凄くまれなんですなんですが、だんだん増えてきている気がします。
そこで今回、大容量モバイルバッテリーを作るならノートパソコンの相性問題が発生しないようにしたい。
この思いを込めてMOT-MB25001-BKを開発をしました。
◆何故、ノートパソコンとの相性問題が発生するのか?
何故、相性問題が発生するのか?
これはパソコンの仕様にもよるので、正しくお答えするのが難しいです。
また説明をするのは、技術的な難しい話をしなけばいけないので今回は簡単に説明します。
近頃のノートパソコンがモバイルバッテリー化している。
これが原因だと思います。
どういうことか?
Type-Cの入出力には種類があります。
・出力専用ポート
・入力専用ポート
・入出力ポート
と一般的には知られていますが、実は入出力ポートは
・出力優先の入出力ポート
・入力優先の入出力ポート
に別れているのです。
出力優先の入出力ポートの代表はモバイルバッテリーなど
入力優先の入出力ポートの代表はスマートフォンなど
です。
出力優先の入出力ポートのモバイルバッテリー と 入力優先の入出力のスマートフォン を接続すると
出力優先 ⇒ 入力優先 に電流が流れて充電ができる。
このような仕組みになっています。
では、問題です。
出力優先の入出力のモバイルバッテリー と 出力優先の入出力のモバイルバッテリー を接続するとどうなるか?
答えは、出力優先と出力優先が衝突し、どちらに電流が流れるか分からない です。
どちらかに決まって流れる製品もあれば、接続する度に異なる製品もあります。
画像の接続も何度か接続を繰り返すと、右から左に充電したり、左から右に充電したりします。
※モバイルバッテリーにはロールスワップ機能は無いので、残量などで充電の途中に充電の向きが変わることはありません。
でも普通このような接続はしませんよね。
しかし、ノートパソコンとモバイルバッテリーを接続した時、これと似たようなことが発生しています。
それは、最近のノートパソコンのType-Cポートが外部デバイスへの電源供給する機能を強化していることが原因だと思うのです。
ノートパソコンで外部ディスプレイを動かすことができるなど、昔より外部に電源を供給する機能を強化しています。
昔は入力優先の入出力ポートだったノートパソコンのType-Cが、出力優先の入出力ポートに変化してきています。
つまりモバイルバッテリーと同じような機能に変化してきているのです。
結果、
出力優先の入出力ポートのモバイルバッテリー と 出力優先の入出力ポートのノートパソコン を接続となり
出力優先と出力優先が衝突し、どちらに電流が流れるか分からない という事態になっています。
※本当はノートパソコンはもっと細かいことをしていますが大雑把に説明しています。
入力優先~出力優先をスイープして切り替えながら、接続を見極めているようです。
◆ノートパソコンに安定して充電するには?
ではどうすれば、モバイルバッテリーでノートパソコンに安定して充電できるのか?
答えは比較的簡単です。
モバイルバッテリーのType-Cを出力に特化すれば良いのです。
そこで通常(同等製品のほとんど)だと
・Type-C1:PD140W出力/PD65W入力
・Type-C2:PD65W出力
であるところを
・Type-C1:PD140W出力
・Type-C2:PD65W入出力
に変更しました。
Type-C1のPD140Wを出力専用としたのです。
これでType-C1を使えばおおよそのノートパソコンに充電可能だと思います。
Type-C2はPD65Wの入出力なので、ノートパソコンで使いたい方は必ずC1に接続してください。
この変更に関しては、設計仕様を決める際に
「何故、そんな変更をするのか?」回路エンジニアから苦情が来ました。
「ノートパソコン向けのモバイルバッテリーを作るんだよ!」と何度も説明しました。
そして、数回のサンプル作成とテストを繰り返して、ついにMOT-MB25001-BKが完成したのです。
(軽く書いてますが、かなり悪銭苦闘しています。)
◆PD100Wを安定して出力します
画像はMOT-MB25001-BKがPD100Wを出力している波形です。
20V5Aを72.89Wh出力します。(難しい数値を並べて・・・)
このDATAはモバイルバッテリーの100%(満充電)から0%(空になる)まで100Wを出力を継続できることを示しています。
100Wを安定して出力できればおおよそのノートパソコンで使えると思います。
ネガティブな情報も正直に出します。
PD140Wはずっと出せないのか?
PD140W出力はかなりの熱を持ちます。
そのため発熱が大きくなると安全のため出力を途中でダウンさせてしまいます。
おおよそですが、半分の50%くらいは140W出力を継続します。これは他社の同等製品も同じです。
※接続機器や周囲環境により変わる場合があります。
◆50cm 240W Type-C to Type-Cケーブルを作りました
付属品である50cmの240W Type-C to Type-Cシリコンケーブルですが、この製品のために開発しました。
付属品とはいえ、MOTTERUの市販の240W Type-C to Type-Cケーブルとクオリティはほぼ同じです。
しなやかで絡まない 240W対応 USB-C to USB-C シリコンケーブル 急速充電 データ転送 1.0m 全8色 2年保証(MOT-SCB240CCG100)
なんと言ってもケーブルの抵抗値が低いのが自慢です。
抵抗値が低いので私は測定の時に使っています。付属品にしては出来すぎです。
◆パススルー45W出力対応
パススルー出力も45Wに対応しています。
本当はパススルー65W出力にしたかったのですが、発熱が大きくなるため65Wは安定して出力できませんでした。
MOT-MB25001-BKは、パススルー45W出力を継続して使用可能です。
MOT-MB25001-BKは、ノートパソコンユーザー向けに作りました。
しかし、市販のノートパソコンは種類が多く全機種確認などとてもできません。
そこで、今までモバイルバッテリーとノートパソコンの相性問題で充電できなかった方。
これからノートパソコン用のモバイルバッテリーを購入しようと思っている方。
是非、一度MOT-MB25001をお試しください。
そして忌憚のないご意見をいただければと思います。
MOTTERUのモバイルバッテリーは、製品企画、設計段階の仕様のチェック、動作テストを日本国内で行っています。
安心・安全に使えるモバイルバッテリーです。
今回、ご紹介したのは
モバイルバッテリー 25000mAh PD140W出力 残量表示ディスプレイ PSE適合製品 シリコンケーブル付属 全1色 2年保証(MOT-MB25001)
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