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2024.03.02 モバイルバッテリー

モバイルバッテリーは機内持ち込みできる?条件などをしっかり把握しておこう!

モバイルバッテリーは機内持ち込みできる?条件などをしっかり把握しておこう!

スマートフォンやパソコンを持ち歩く機会が増え、外出先で充電できるモバイルバッテリーを持っている人が増えました。

「飛行機を利用する時に、モバイルバッテリーを持ち込む条件があるって聞いたけど、本当?」
「いつも使っているモバイルバッテリーは、飛行機に持っていける?」

出張先や海外で使おうと思って持ち込んだモバイルバッテリーが、飛行機に乗る前に没収されてしまったら、ショックが大きいですよね。

この記事では、モバイルバッテリーを飛行機に持ち込む時の条件や、注意点などを詳しく説明します。
あらかじめ、飛行機を利用するさいに必要なモバイルバッテリーの条件について知っておけば、安心して持ち運べますね。
飛行機を利用する予定があり、これからモバイルバッテリーを購入しようとしている人にも参考になる情報が満載ですので、ぜひこの記事を最後まで読んでください。
尚、この記事の情報は「2023年12月時点」の情報ですので、最新の情報については各航空会社のHPなどでチェックして下さいね。

 

また、お出かけの持ち物チェックはこちら(待ちに待った卒業旅行の準備を万端に!忘れ物チェックとちょっとした便利アイテムとは?)をご覧ください!

 

 

 

目次
手荷物として預けられる?機内に持ち込める?
国内線と国際線で違いはあるの?
機内に持ち込む前にモバイルバッテリーの状態をチェック
航空会社による違いはある?
国内旅行と海外旅行にモバイルバッテリーを持っていく時のまとめ

 

 

手荷物として預けられる?機内に持ち込める?

モバイルバッテリーは、発火する危険性があるので、貨物室に預ける手荷物の中には入れられません。
ただし、一定の条件を守れば、機内に持ち込む手荷物の中に入れて、飛行機に持ち込めます。

 

貨物室に預ける荷物 預け入れ不可
機内に持ち込む手荷物 持ち込み可 ※条件あり

 

空港で荷物を預ける際、荷物の中にモバイルバッテリーが入っていないかどうかは、口頭や赤外線チェックなどで確認されます。

預ける手荷物にモバイルバッテリーを入れたままにしておくと、空港で取り出すのに時間を要しますので、あらかじめ手荷物の中に入れておくと良いでしょう。

 

 

飛行機に持ち込めるモバイルバッテリーの容量(Wh)

モバイルバッテリーを機内に持ち込む際には、モバイルバッテリーの容量(Wh)に関する条件があります。

条件が守られていないモバイルバッテリーは、機内に持ち込むことはできません。

 

モバイルバッテリーの容量(Wh) 手荷物として機内に持ち込む時の制限
100Wh以下 制限なし
100Whを超えて160Wh以下 航空会社の承認が必要な場合もある

1人あたり2個まで

160Whを超える 持ち込み不可

 

持っていくモバイルバッテリーがどれくらいの容量なのか、チェックしてみてください。
Whの記載がない場合は、計算によってWhを調べる必要があります。

 

 

モバイルバッテリーにWhが記載されていない場合の計算方法

持っているモバイルバッテリーにWh数の記載がない場合は、念のため自分で計算しておきましょう。
日本の航空会社は親切なので、時間をかければ調べてくれるかもしれませんが、海外だとWhのわからないものは持ち込みを断られ、没収・廃棄されるかもしれません。
そのようなことにならないために、あらかじめ機内に持ち込むモバイルバッテリーのWhを把握しておいてくださいね。

Whが記載されていないモバイルバッテリーのWhは、mAh(容量)とV(電圧)を使って計算します。

Wh=mAh×V÷1,000

モバイルバッテリーの製品仕様にある「内蔵バッテリー」のところに、容量はmAh、バッテリーの電圧はVで、数値が表示されているはずです。

たとえば、5,000mAhの容量を持ち、3.6Vの圧力を持つモバイルバッテリーなら「5,000mAh×3.6V÷1,000」という計算式になり、求められた「18」という数字がWhになります。

 

モバイルバッテリー容量の目安

モバイルバッテリーを検討する時、Whの記載がない場合にひとつひとつ計算するのも大変ですので、mAhに置き換えた時の目安をご紹介しましょう。

モバイルバッテリーに搭載されるリチウムイオン電池の電圧は、定格電圧の3.7Vで計算していますが、モバイルバッテリーによって違いがありますので注意してください。

 

10,000mAh 37Wh
20,000mAh 74Wh
30,000mAh 111Wh
43,000mAh 160Wh

 

一般的にいちばん多く販売されているモバイルバッテリーの容量は、10,000mAhから20,000mAhなので、持ち込み制限に問題はありません。
30,000mAh以上のモバイルバッテリーは、あまり販売されていませんが、「大容量」と記載のあるモバイルバッテリーは、念のためWhを確認しておいてください。

 

 

国内線と国際線で違いはあるの?

モバイルバッテリーの持ち込みは、「リチウムバッテリーを含む電子機器の安全に関する国際的な基準」に基づいているため、基本的に国内線と国際線の持ち込み基準に違いはありません。
国内線でも国際線でも、基準を満たしたモバイルバッテリーは手荷物として機内に持ち込めますが、貨物室には預けられません。

 

 

なぜ手荷物でならモバイルバッテリーを持ち込めるのか

なぜ手荷物では持ち込めるのに、貨物室には預けられないのか、疑問に思ったことはありませんか?

理由は、モバイルバッテリーがなんらかの原因で、発火する可能性があるからです。
手荷物として持ち込んでいれば、モバイルバッテリーに異常が発生しても、すぐに気づけるので、比較的安全ですよね。
貨物室は、温度や気圧の変化も大きく、荷物がぶつかって衝撃を受ける可能性もあり、モバイルバッテリーが破損することも考えられます。
もし、貨物室でモバイルバッテリーが発火すれば、発見が遅れてしまい、大きな火災になりかねません。
火災により飛行機の機体にダメージを受けてしまったら、大惨事になります。
このような理由から、モバイルバッテリーは手荷物でしか持ち込めないことになっています。

 

機内に持ち込む前にモバイルバッテリーの状態をチェック

機内にモバイルバッテリーを持ち込む際には、念のため発火の恐れがないか確認しておくと安心です。

・本体に傷がないか
・異常な発熱・膨張がないか
・使用時に異音・異臭はないか
・劣化していないか

モバイルバッテリーは、他の荷物の金属と触れ合ってショートしないように、専用ポーチやビニール袋に入れておくと安心です。
機内でモバイルバッテリーに異常が発生した場合は、すぐに近くの客室乗務員に知らせましょう。

 

 

航空会社による違いはある?

航空会社によっては、持ち込める数や容量に多少の違いはありますが、100Wh以下のモバイルバッテリーをひとつだけ持ち込むのであれば、とくに問題はありません。

モバイルバッテリーを複数持ち込む時や、容量の大きなものを持ち込む時は、航空会社や国によって規定が違う場合もあるので、利用する航空会社に事前の確認が必要です。
日本の航空会社
日本国内の主要な航空会社について、まとめました。
モバイルバッテリーは、各航空会社の「リチウムイオン電池」「予備電池」に記載してある項目を確認してくださいね。

すべての航空会社において、貨物室での預かりは不可です。
詳細は、各航空会社のHPを確認してください。

航空会社 機内に持ち込む手荷物
日本航空(JAL

(以下JALグループ)

  J-AIR

  日本エアコミューター

  日本トランスオーシャン航空

  琉球エアコミューター

  北海道エアシステム

全日本空輸(ANA)

(以下ANAグループ)

  AirJapan

  ANA ウイングス

AIR DO

IBEX エアラインズ

オリエンタルエアブリッジ

スカイマーク

スターフライヤー

スプリング ジャパン

ソラシドエア

ピーチ アビエーション

フジドリームエアラインズ

ジェットスタージャパン

天草エアライン

 ZIPAIR

100Wh以下:制限なし

100Wh〜160Wh:最大2個まで160Wh〜:持ち込み不可

 

海外の航空会社
主要な海外の航空会社についてもまとめてみました。
モバイルバッテリーは、海外のすべての航空会社についても、貨物室での預かりはできません。
詳細は、各航空会社のHPを確認してください。

航空会社 機内に持ち込む手荷物
アメリカン航空 100Wh以下:4個まで

160Whまで:2個まで

160Wh以上:要問い合わせ

ユナイテッド航空

中国国際航空

100Wh未満:制限記載なし

160Whまで:2個まで(事前承認が必要な場合あり)

160Wh以上:持ち込み不可

デルタ航空

エールフランス航空

チャイナ エアライン

キャセイパシフィック航空

カンタス航空

シンガポール航空

カタール航空

100Wh以下:最大20個

160Whまで:2個まで(事前承認が必要な場合あり)

160Wh以上:持ち込み不可

中国東方航空

エミレーツ航空

100Wh以下:最大20個

160Whまで:2個まで(事前承認が必要)

160Wh以上:記載なし

ブリティッシュ エアウェイズ 100Wh以下:制限なし

160Whまで:2個まで(事前承認が必要)

160Wh以上:持ち込み不可

ルフトハンザ航空 100Wh以下:制限なし(個人使用の範囲で)

160Whまで:2個まで(事前承認が必要)

160Wh以上:記載なし

KLMオランダ航空 100Wh以下:20個まで

160Whまで:可能(事前承認が必要)

160Wh以上:持ち込み不可

大韓航空 100Wh以下:20個まで(6個以上は事前承認が必要)

160Whまで:2個まで(事前承認が必要)

160Wh以上:持ち込み不可

 

 

 

国内旅行と海外旅行にモバイルバッテリーを持っていく時のまとめ

この記事では、モバイルバッテリーを機内に持ち込めるかどうかについて、詳しく解説しました。
機内に持ち込む際は、モバイルバッテリーの容量を確認しなければいけませんが、容量が10,000mAhから20,000mAh程度であれば、とくに心配せず機内に持ち込めます。
モバイルバッテリーは、貨物室に預けられませんので、かならず「機内に持ち込む手荷物の中」に入れてくださいね。
これからモバイルバッテリーを購入する予定の人も、この記事を参考にして、飛行機での旅に連れていける、すてきなモバイルバッテリーを選んでください。
モバイルバッテリーを持っていれば、スマートフォンやパソコンの充電切れを心配することなく、出先でも安心で快適な時間を過ごせるでしょう。

 

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