「防災とボランティアの日」である1月17日に向けて考え、取り組むべきこととは?
冬の季節を迎え、暖房器具の使用が欠かせなくなってきました。空気が乾燥し引火しやすくなるため、ファンヒーターやストーブなど、火の元には十分注意して過ごしたいですね。
一方、災害は自分たちの力だけで防げるものばかりではありません。日本は世界有数の地震大国であり、また異常気象によって豪雨災害なども頻発しています。自然災害においては、被害を最小限に抑えるための備えが重要です。
1995年12月、内閣府は1月17日を「防災とボランティアの日」、また1月15日から1月21日までを「防災とボランティア週間」と位置付けました。この記事では、制定の背景や防災活動、備えておきたい防災グッズについて解説します。
「防災とボランティアの日」の制定の背景や「防災とボランティア週間」とは?
「防災ボランティア活動」とは?防災力を活かす活動
まずは身の回りから!防災のためにできることとは?
これだけは準備しておきたい!オススメの防災グッズ
「防災とボランティアの日」の制定の背景や「防災とボランティア週間」とは?
はじめに「防災とボランティアの日」および「防災とボランティア週間」を制定した背景について確認していきましょう。背景をきちんと理解することで、防災意識が深まるはずです。
1月17日は阪神・淡路大震災が発生した日
1995年1月17日午前5時46分、「そろそろ一日が始まろうか」という時間帯に地震は起きました。震源は淡路島北部で、マグニチュード7.3(最大震度7)の揺れでした。のちに「阪神・淡路大震災」と名付けられたその地震は近代都市を襲い、建物の倒壊や大規模な火災によって6,400人以上の方が亡くなりました。
この震災を機に、災害時のボランティア活動や自主的な防災活動の認識を深め、災害への十分な備えを図ろうと「防災とボランティアの日」および「防災とボランティア週間」が制定されました。震災の発生した年内に記念日を制定したことで、防災意識を重要視していることが分かります。
「防災とボランティアの日」および「防災とボランティア週間」の取り組み
1月17日「防災とボランティアの日」に、被災地では震災の発生時刻である午前5時46分に合わせて毎年追悼行事が行われています。震災の被害に遭われた方への追悼はもちろん、この教訓を後世に継承する意味も込められているのです。
また、1月15日から1月21日の「防災とボランティア週間」には、例年 幅広いイベントや啓発活動が行われています。例えば、講演会や講習会、展示会などを開催し、災害時の適切な避難方法や応急処置方法、ボランティア活動などについて学ぶことが可能です。
1995年は「ボランティア元年」とも言われる
阪神・淡路大震災では、被災者や被災地を支えようと全国からたくさんの人々が訪れました。これを機にボランティア活動に関心を持つ人が増えたため、1995年は「ボランティア元年」とも言われています。
また、ボランティアが注目を集めたことで1998年には「特定非営利活動法人法(NPO法)」が制定され、特定非営利活動を行う団体に法人格が付与されるようになりました。これにより、ボランティアなど社会貢献を目的として活動する団体への信頼が高まることとなったのです。
「防災ボランティア活動」とは?防災力を活かす活動
次に、具体的な「防災ボランティア活動」についてご紹介します。概要や参加方法、活動内容について確認していきましょう。
「防災ボランティア活動」とは?
「防災ボランティア活動」とは、名前の通り防災に特化したボランティア活動を表します。地震や水害、火山の噴火などが発生した時点から復興まで、被害者・被災地に寄り添いサポートする活動です。
一般的に、災害が発生すると被災地の社会福祉協議会やボランティア団体、行政が連携して「災害ボランティアセンター」を設置します。その後、被災地の状況やニーズに合わせてボランティアを募り、活動を依頼することが多いです。
「防災ボランティア活動」への参加方法
「防災ボランティア活動」への参加を希望する場合、まず自身の心がまえを再確認することが大切です。被災地には困っている人が大勢いるため「被災者に迷惑をかけない」「主体的に行動する」「被災者に寄り添った言動をする」といった気持ちを持ちましょう。
ボランティアに参加する意思が固まったら、情報収集を行った上で災害ボランティア活動をしている団体に問い合わせ、申し込みます。日程や活動内容を確認し、予定通りに現地へ到着できるようにしましょう。
このとき、指定された持ち物を十分に備えておくことが重要です。被災地では物資が足りない場面も想定されるため、必要な備品は自身で持ち込むことを心がけてください。
また「いざ活動をスタートしよう」と思っても、現地はまだ混乱している可能性があります。周囲の様子を確認しながら、適切な行動を判断できるようにしましょう。
「防災ボランティア活動」の内容
活動内容は災害の種類によって変化します。例えば、地震や水害、台風被害の場合には瓦礫類の撤去や分別を依頼されるかもしれません。被害状況によっては木材やゴミが混ざっていることも多いので、自治体のルールに従って処分する必要があります。
また津波や洪水、川の氾濫などでは建物の中が泥だらけになってしまうこともあるでしょう。その場合は屋外へ泥を出す「泥だし」がボランティア活動になり得ます。
他にも食事を提供する「炊き出し」や、被災者の気持ちに耳を傾ける「心のケア」、災害ボランティアの「運営サポート」など、幅広い活動内容が想定されます。
まずは身の回りから!防災のためにできることとは?
災害は「いつ」「どこで」起こるか分かりません。地域や身近な人々が助け合う「共助」や国や地方公共団体が活動する「公助」も大切ですが、まずは自分の身を守る「自助」が求められます。
「自助」を行うためには、身の回りの防災を意識することが重要です。続いては、一人ひとりが日頃から実践できる防災についてご紹介します。
家の中の安全を考えよう
阪神・淡路大震災は早朝に発生したため、まだ多くの人が家に残っていました。倒れてきた家具の下敷きになり、大怪我だけではなく命を落とした方も大勢いたのです。
家の中の安全を考える際は、まず家具の置き方に注目しましょう。寝室や子ども部屋の家具は必要最低限にし、壁に固定するなど転倒防止策を施します。避難時に出入り口が塞がれることのないよう、家具の配置も工夫してみてください。
また、窓ガラスも大きな怪我の元になり得ます。地震や台風でガラス片が飛び散り、避難が困難にならないよう、窓ガラスには飛散防止フィルムを貼っておくと良いでしょう。
防災情報や家庭での決まりごとを確認しよう
災害はいつ起こるか分からないため、あらかじめ防災情報を把握しておくことがポイントです。地域の地形や過去の災害履歴を調べたり、ハザードマップを確認したりしながら周辺の危険な場所を知りましょう。
また、災害時に家族全員が一緒にいるとは限りません。最寄りの避難場所までの経路を複数確認し、家族の安否確認方法を共有しておくと安心です。家族で防災についてゆっくりと話し合う機会を作ってみてくださいね。
防災グッズを蓄えよう
災害時には、水や食料、電気・通信設備などのライフラインが途絶える恐れがあります。長期間避難所で生活せざるを得ない状況も考えられるため、日頃から「非常持ち出し品」を準備しておきましょう。
非常持ち出し品は必要最小限のものを選択し備えておくことがポイントです。避難時にすぐ持ち出せるよう、リュックサックなどにまとめておくと良いでしょう。中身は定期的に見直し、電池や食品などの交換を行います。
これだけは準備しておきたい!オススメの防災グッズ
ここからは、必ず備えておきたい防災グッズについてご紹介します。様々な災害シーンを想定し、幅広く最小限に準備することが大切です。
自分の身を守るアイテム
災害時は、まず自分や家族の命を守る行動をしなければなりません。ヘルメットやホイッスル、懐中電灯、軍手、マスクなど安全に避難できるアイテムを備えましょう。
大きくて場所を取るヘルメットですが、最近では折り畳み式の商品も登場しています。懐中電灯などのライト類も、ソーラー発電が可能なものや水で光るものまで幅広く展開されているので、長時間かつ広範囲で使用できるアイテムを用意してください。
水や食料
安全な場所に避難できたら、次は命を繋ぐ行動が求められます。人間が生きていくためには水や食料が欠かせません。ライフラインが途絶える可能性を踏まえ、最低3日分の水と食料を蓄えておきましょう。
1人1日当たりに必要な量は、水は3リットル、食料は1,500キロカロリー程度と言われています。電気やガスが使えなくても、そのまま食べられる缶詰やレトルト食品、フリーズドライ食品などが適切です。
衛生用品
断水や停電が発生すると、トイレやお風呂といった衛生面が問題になります。携帯トイレやトイレットペーパー、ビニール袋、下着などを備えておくと安心です。
また衛生環境が悪くなると、持病が悪化したり体調不良を起こしたりする恐れがあります。速やかに医療機関に対応してもらえるとは限らないので、常備薬や応急セットも持ち出せるようにしておきましょう。
携帯ラジオやスマホ関連アイテム
停電が続くと、身の回りの情報が入りにくくなります。「食糧支援や給水がどこで行われているか」「治療はどこで行われているか」といった情報を得るためにも、乾電池で作動する携帯ラジオなどを備えておきましょう。
また、日常生活に欠かせないスマートフォンも充電が切れてしまうと使用できません。そのため、スマホを充電できる「AC充電器」や「充電ケーブル」「モバイルバッテリー」などのスマホ関連アイテムがあると安心です。
特に、モバイルバッテリーは停電時にもスマホを充電することができます。災害時に備えてコンパクトかつ大容量なアイテムを探してみてください。
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